ビデオカメラの販売台数シェアでソニーがパナソニックをかわしてトップに

BCN+Rに最近のビデオカメラ市場の販売動向に関する記事が掲載されています。

単価25%上昇でも回復の兆しが見えてきたビデオカメラ市場

  • ビデオカメラの販売が徐々に回復し始めている。この2月、販売金額前年比が112.1%と2桁上昇を記録。販売台数こそ依然91.4%と前年割れだが、マイナス幅を徐々に縮めており、前年並みの水準が見えてきた。販売金額が一足先に回復しているのは単価上昇が一因だ。
  • メーカーシェアを見ると、昨年2月の段階では、パナソニックが大差をつけてトップを走っていた。一方、ソニ―は18.5%と苦戦。しかし8月にパナソニックを僅差でかわしトップに躍り出た。9月と10月はパナソニックに首位を譲ったものの、9月以降、値上げをものともせずシェアを上昇させたのはソニーだった。11月には首位を奪還。その後安定的に3割以上のシェアを維持しながらトップを走っている。
  • ビデオカメラ市場は、コロナ禍の影響で販売台数が2020年2月比で41.7%と、ほぼ6割減の状態だ。市場環境は必ずしもいいとは言えない。しかし、アクションカメラや360度カメラなど新たな製品カテゴリーは堅調。従来型のビデオカメラも勢いを吹き返しつつあり、徐々に反転の動きが見え始めている。

bcn_videocamera_share_202202-202302_001.jpg最近はデジカメ以上に厳しい状況だったビデオカメラ市場ですが、最近はアクションカメラや全周囲カメラだけでなく、従来型のビデオカメラも含めて回復基調にあるようですね。

メーカー別の販売台数シェアではこれまで1位だったパナソニックからソニーが首位を奪還しており、ここ1年でちょうどパナソニックとソニーのシェアが入れ替わったような形になっています。今後もソニーのシェアトップがこのまま続くのか注目ですね。