富士フイルムが「X-S20」を正式発表

富士フイルムがX-Processor5を採用し、AF性能やバッテリーライフを大幅に改善した「X-S20」を正式に発表しました。

FUJIFILM X-S20(製品ページ)

  • X-S20は「X-S シリーズ」の特⾧であるホールド性の高い大型グリップを採用しつつ、大容量バッテリーや5 軸・最大 7.0 段のボディ内手ブレ補正機能を搭載。質量約 491g の小型軽量ボディを実現。
  • 大容量バッテリーNP-W235を新規搭載し、撮影可能枚数を従来機種X-S10から2倍以上向上。エコノミーモード設定時に撮影可能枚数は800枚まで更に増加。
  • ディープラーニング技術を用いて開発された被写体検出AF機能を搭載。人物の顔や瞳、更に動物・鳥・車・バイク・自転車・飛行機・電車・昆虫・ドローンをAIで検出。
  • 「X-H2S」で新規開発したAFの予測アルゴリズムも搭載、動体への追従性や、ゾーンAF・コントラストが低い環境下でのAF精度が大幅に向上。
  • 5軸・最大7.0段の防振性能を発揮する、ボディ内手ブレ補正機能を搭載。
  • シーンに最適な撮影モードをカメラが自動的に認識/撮影できるAUTOモードに、新たにAuto被写体検出機能を搭載。
  • Vlogモードを新規搭載。モードダイヤルをVlogに合わせることで、セルフィー撮影時に簡単にカメラ設定を変更できる。
  • 6.2K/30P 4:2:2 10bitでのカメラ内カード記録に対応。4K/60Pや1080/240Pにも対応し、小型軽量ボディながらハイエンドクラス並みの動画性能を誇る。
  • HDMI経由で最大6.2K/30P 12bitの動画RAWデータ出力が可能。
  • φ3.5mmのマイク/イヤホンジャックをそれぞれ搭載。
  • 冷却ファン「FAN-001」にも対応。
  • USB-TypeCケーブルでPCに接続することで、「FUJIFILM X Webcam」等のソフトウェアを使用することなく、すぐにWEBカムとして使用可能。
  • 予約開始日は5月30日、発売日は6月29日。

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X-S20はセンサー据え置きなので、最初に噂を聞いたときにはマイナーチェンジモデルかと思っていましたが、画像処理エンジンの換装でAF性能や動画性能などが大幅に改善し、かなり大きなモデルチェンジになっていますね。

特に被写体認識AFの採用とバッテリーライフの2倍以上の改善、4K60pや4:2:2 10bit対応などは大きな進化となっています。また、IBISも改善されており上位モデルと同等の効果になっているのもポイントが高いですね。新たに採用されたVlogモードは商品の紹介などの動画では非常に便利に使えそうです。