富士フイルム「XF8mmF3.5 R WR」は解像力に関しては「XF8-16mmF2.8 R LM WR」よりも断然優れている

CineDに、富士フイルムの新しい超広角単焦点レンズ「XF8mmF3.5 R WR」の初期レビューが掲載されています。

FUJINON XF 8mm f/3.5 R WR Lens Introduced - First Impression

  • 赤バッジのズーム「XF8-16mmF2.8 R LM WR」と解像力を比較した。8mmの焦点距離ではズームよりも単焦点の性能の方が良いと予想はしていたが、結果は解像力に関してはXF8mmF3.5の方が断然優れていた。XF8mmF3.5はF3.5でも隅々までずっとシャープだ。XF8-16mmF2.8はF5.6まで絞ってもまだ隅は甘い。
  • 色収差に関してもXF8mmF3.5は良好な性能で、ハイコントラストのシチュエーションでわずかに色ズレが見える程度だ。
  • フォーカスブリージングは非常によく補正されており、画角の変動はほとんど見られない。
  • 鏡筒は金属製で非常に頑丈で高品質に感じる。このレンズは耐候性があり、マウント周囲にはゴム製のシーリングが施されている。

 

元記事に「XF8mmF3.5」と「XF8-16mmF2.8」の解像力の比較画像が掲載されているので、興味のある方は参照してみてください。

大口径の超広角ズームは収差の補正が難しいので、単焦点のXF8mmF3.5がズームのXF8-16mmF2.8に解像力で優っていても不思議はありませんが、周辺部の解像力はかなりXF8mmF3.5が上回っているようで、赤バッジのXF8-16mmF2.8に思った以上の差をつけているという印象です。

暗い場所での撮影で、あまり絞らずに周辺部までシャープな画像が欲しい人にはXF8mmF3.5は最適なレンズかもしれませんね。