ニコンが「Z 8」を正式発表

ニコンが、「Z 9」と同等の機能・性能を30%小さいボディで実現したフルサイズミラーレスカメラ「Z 8」を正式に発表しました。

フルサイズミラーレスカメラ「ニコン Z 8」を発売

  • 式会社ニコンイメージングジャパンは、「ニコン Z マウント」を採用したフルサイズ/FXフォーマットミラーレスカメラ「ニコン Z 8」を発売する。発売時期は2023年5月26日予定。予約販売受付は5月12日10時より開始。
  • 「Z 9」と同等の高い性能と機能を、「Z 9」の体積比で約30%削減の小型化を実現したカメラボディーに搭載。小型化しつつ、ホールド感に優れたグリップと操作性を損なわない設計を採用。
  • 縦横4軸チルト式の画像モニターを搭載。
  • 動画撮影においては、12bit RAW動画、10bit Apple ProRes 422 HQ動画のカメラ内部収録により、外部レコーダー不要のコンパクトな動画撮影システムを実現。
  • リモートグリップ「MC-N10」と組み合わせることで、従来のワンマンオペレーション撮影では難しい操作や表現が可能。
  • 最長約125分の4K UHD/60p動画、約90分の8K UHD/30p動画を記録可能。
  • 静止画・動画撮影ともに9種類の被写体検出に対応し、新たに「飛行機」専用モードを搭載。
  • シャッターボタンの全押しから最大1秒間遡って記録ができる「プリキャプチャー」を搭載。
  • 8Kオーバーサンプリングによる高精細な4K UHD 60p/50p/30p動画撮影にも対応。
  • 実際の被写体の動きを途切れずに常に表示する「Real-Live Viewfinder」を搭載。
  • 動きの激しい場面でも狙った被写体にピントを合わせ続ける「3D-トラッキング」を搭載。
  • 最大6.0段の強力な手ブレ補正効果を発揮する「シンクロVR」。
  • マグネシウム合金とプロフェッショナルグレードの新しい炭素繊維複合材料の採用で高い堅牢性・信頼性を実現。

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長い間噂されてきたZ8がついに正式に発表されました。スペックはほぼ噂通りで、海外で言われていたようにZ9のグリップレスバージョン的なカメラになっているようです。ボディはファインダーが大きく直線的で、Z6やZ7と比べるとより精悍な印象です。

Z8はZ9と比べるとかなり小型軽量化されましたが、8K30pの動画を90分、4K60pの動画を125分録画できるということなので、熱対策も十分なされているようですね。

価格は4000ドル(国内の店頭予想価格は60万円)と安くはありませんが、積層センサーを採用しフラッグシップ機並みの機能を備えていることを考えると、非積層センサー搭載のハイエンド機より上の価格帯になるのは仕方がなさそうですね。