DPReviewに、カメラの画質がスマートフォンほど速く進化しない理由についての考察記事が掲載されています。
・Why isn't camera image quality improving as fast as smartphone IQ?
- スマートフォンの画質はこの10年で飛躍的に向上し、少し前にほとんどの人にとって「十分な画質」のレベルを超えた。それでは、なぜミラーレスカメラの画質はスマートフォンと同じような速度で向上していかないのだろうか? その要因はいくつかあるが、大型センサーが最新技術に乗り遅れているからではない。
スマートフォンのセンサーはカメラの大型センサーよりも何年も前に裏面照射の技術を仕様しているが、大型センサーでは配線が受光部に締める割合が小さくなるために裏面照射のメリットはかなり小さくなる。積層型センサーの技術は、α9に採用される5年前にスマートフォンに採用されている。この技術は大型センサーでは製造が難しく、今のところ高速読み出しを必要とするカメラでのみ採用されている。
また、クアッドベイヤー/テトラセルカラーフィルター配置のような技術も採用されているが、これらは狭い画素ピッチの問題の回避策であり、大型センサーに採用してもメリットは少ないだろう。
すべての専用カメラはある程度はこうしたスマートフォンの技術開発の恩恵を受けている。開発された技術は後に大型センサーの生産にも利用される。しかし、スマートフォンの画質が向上したのは、複数の画像の高度な合成や機械学習による処理によるものだ。センサーは読み出しの高速化でこれらの技術に貢献してきたが、画質の向上はセンサー出力の品質向上によるものではない。
非常に高価な大型の積層型センサーでさえ、小型センサーの超高速読み出しには及ばないので、大型センサーでスマートフォンのような演算による高画質化を実現するのは容易ではない。しかし、あなたはそれを望むだろうか? 写真は何のためにあるのか立ち止まって考えてみる価値はあるだろう。
スマートフォンはToFセンサーを使えば背景をぼかすことが容易にできるようになるが、これは多くの写真家がレンズ交換式カメラに求めるものなのだろうか? おそらく、スマートフォンと専用カメラの境界線は技術的なものではなく哲学的なものになっていくだろう。
ここ何年かでスマートフォンのカメラの画質は驚くほど良くなっており、確かに専用カメラよりも画質の進化が速いように感じますが、スマートフォンは後処理を中心とした進化が大きいので、DPReviewの言うように専用のデジカメに多くのユーザーが求める画質とは進化の方向性が異なるかもしれませんね。
最近のセンサーは読み出し速度や位相差AFの性能向上に力を入れているので、ダイナミックレンジや高感度性能などは数年前からあまり進化していませんが、有機センサー等の何らかの新技術が登場してくれば、RAW画質の飛躍的な改善もあるかもしれませんね。
EMR
少なくともスマートフォンにあるような
ワンショットでかなりきれいな写真に補正するような機能は一眼カメラにもほしいです
しかしながら処理能力とコストの問題で一眼カメラに実装するのはかなり難しいと思うので
逆に一眼カメラで撮影したRAWをスマートフォンで処理することで、スマートフォンを一眼カメラの外部処理装置として使うみたいな方法できないかなとも考えてます
SoA
スマフォ技術の向くベクトルの先には緻密な合成画像やAI生成画像があるわけで、自分はあまり関心が無い分野。一見綺麗なんだけど、劣化していく側面も感じてる。
商業写真も合成が増えるかも知れないし多くの人はそちら側を望むのかな。けどフィルム機含めて写真専用機はより贅沢な付加価値品としてこれからも存続すると思う。
電卓
RAWはともかく、jpgには、スマホ的処理モードも欲しいところですね。というか、その方がSNSとの相性は良さそうな気がします。
小さいセンサー高速処理を利用するのであれば、4/3 APS-Cとその技術を投入してほしいですね。
Nanigashi300
スマホを使って「写真を撮る」ことは、あくまで「情報を記録する」ことに過ぎないと思います。
たくさんレンズが付いているスマホも、「記録する」為に便利だからです。
例えばGooglemapのレビューにホテルの室内の写真を載せる為に超広角レンズを使ったり、ストリートパフォーマンスを人混みから覗いて望遠で撮影しTikTokにアップする時には、高画質な写真が撮れるスマホのカメラが便利です。
そういった写真は、情報を鮮明に記録し伝えられる点でとても優れていますが、趣味的・芸術的‥‥‥なような写真ではありませんよね。
正直な意見、個人的には、スマホのカメラが驚くべきスペックに進化しているとしても、「そんなにカメラで頑張らなくてもいいから、代わりにもっと安くしてくれないかなぁ‥‥‥」って思っちゃいます。
スマホ読者
壁画、絵画、写真、映像。
右に行くに従って時代が新しくなり拡散性や速写性は進歩していますが、保存性や表現性や芸術性などは逆に落ちていっているような気がします。、、、、
カメラで撮る写真はまだ写真(作品、記念写真)でありますが、スマホで撮る写真はもはやただの映像。その場の一瞬を盛り上げるだけの美肌効果、SNS等の宣伝効果、、。
誰もが楽に記録を残せるようになったので技術の進歩は有り難いことですが、スマホの映像とカメラの写真では価値観が違います。
味わいや、撮影行為そのものを楽しむ為の道具として、カメラやレンズはこれからも独自の進歩を続けると思います。カメラの背面液晶の代わりにスマホを直接接続する日は近いかな?
水鏡
出来すぎた補正を望んでいないので、採用されても使わないと思われます。
撮る写真がみな、某旅行雑誌のように不自然なHDRの風景ばかりになって
しまいそうです。
個人的にはiPhoneSE3でカメラを持っていない時や、バッグから取り出すまで
ない程度の用件で撮影はします。簡単で便利ですから。
よく撮れている・高画質の意味を、各々がどう掘り下げるかでしょうね。
富士キヤノ
手軽な補正って観点だとSONYのクリエイティブルックや富士フィルムのフィルムシミュレーションが上手くやってるんじゃないですかねぇ。
「今、シャッター押したらどんな絵が出てくるかな?」というドキドキは中々に楽しいものです。
ダブルマウント使い
演算による高画質化に小型センサーが有利ということであれば、カメラ業界ではm4/3や1インチコンデジの復権もあり得るんですかね?
自分の場合、スマホの撮影スタイルには全然楽しさを感じないのですが、ファインダーを覗いて小気味いいシャッター音を聞きながら撮影体験を楽しめるのであれば、機材はなんでも構わない感じです。
にゃ〜ん
例えユーザーは立ち止まったとしても、メーカーはスマホに負ける訳に行かないので走り続けるしかありませんね。
カメラはある程度メーカーが引っ張ってユーザーがついて行くものと思います。
g
物理世界の光学的現象に重きを置くか、沢山のレイヤーが積み重なった現実を遊ぶか、
私はどちらも楽しみたいですね。
YW
1型や4/3は、むしろスマートホンに近い方向でしか進化できないと考えると復権はなさそうに思います。
個人的にはセンサーと画像処理だけが画質ではなく、レンズがあってこその画質だと思うので、スマートホンはそこが限界になってもうすぐ進歩しなくなると思っています。
現時点でもう超望遠と8K動画(切り出し静止画)くらいしか欲しい機能はないのではないですかね。
Eglet Helon
スマホの写真は加工や合成など映像表現知識のない一般の方たちの表現として、
レンズ交換式カメラは趣味性(機械的光学的な仕組みを使った表現)の高い表現を好む方たちと
使用する層が違うと思います。
例えばネイチャー系フォトのカテゴリでは人工物は忌避されるという括りがあったりするので、
スマホの写真禁止のフォトコンテストなどではRAWとの乖離が殆ど無いなど趣味性という点で括りが存在するというのがあります。
また、スマホの写真は小さいセンサーで低画質をいかに高画質にするかが技術的な出発点ではありますが、
レンズ交換式カメラではもともと高画質な大きなセンサーなので、進歩が遅いという点はあると思います。
自分としては、いつもはピクセルビニングで撮ってデジタルズームしたい時などにフルピクセルで撮るスマホとは違って、
低画素カメラという高画素はカメラを、常に2台持ちするような使い方ができないときなどのために
いつもはフルピクセルで撮って、高感度を必要とする低照度時にピクセルビニングする使い方もありなんじゃないと思うので、
クアッドベイヤー/テトラセルカラーフィルター配置のような技術が採用されたレンズ交換式カメラが発売されてほしいと常々思ってます。
kkcc
Apple、サムスン等の海外スマホメーカーはそれだけ後処理=ソフトウエアに力を入れているということですね。
もしサムスンがミラーレス業界で生き残っていたらどうなっていたでしょうか?
本邦のハードウェア技術(者)に対するソフトウエア技術(者)の扱いの低さが変わらない限りは失われた10×n年のnがインクリメントされていくのだろうという暗澹たる気持ちでおります。
ちゃちゃまる
確かに最近のスマートフォンの進化は凄いですね。
ただ最近現像ソフトの進化も凄いです。PureRAWのカメラとレンズの組み合わせの補正プラス、ノイズ処理の技術も凄くAIノイズ処理だけでなくデモザイク処理もAIでしています。モザイク処理の反対でギザギザをスムーズにする処理をしています。PhotoshopやLightroomのAIノイズ処理とスーパー解像度も凄いです。AIノイズ処理とスーパー解像度の組み合わせもできます。どこまで写真でどこまでがCGかは個人の判断もありますが、デジタル一眼カメラと現像ソフトの組み合わせでAI現像ソフトの重要性が増してくると思ってます。
KJ
私はフィルム時代は中、大判をメインにデジタルに本格的に移行してからは
フルサイズ機を使っていますが、物を写すなら大判でなく35mmでも写るし
大伸ばしできてもなぜラージ・フォーマットを使うかというと
被写体とレンズ・フィルム、センサーの間の空気感はフォーマットの大きさに
比例すると思っているからです、なのでデジタル処理でいかに背景をぼかそうとも
小さいセンサーはそれなりと考えていますが、それにどれだけの価値を
思うかは人それぞれでしょうね。
それとは別にRAW現像する前に併記されるJPGをSNSに投稿する事が
有りますがiPhone、iPadの写真アプリで簡易的に編集するのが
LightroomでRAW現像するよりも自然でこれで良いけどなと思う事が
良く有るのでカメラのJPGはスマホの仕上がりになって欲しいという
思いも有ります。
ぴろぴろ
スマートフォンの画像は一見綺麗に見えます。
ただ、一見綺麗に見えるだけで、後処理で綺麗に見せているだけなので、本来の画質は大したことは無いと思います。
一見綺麗に見えたら良い一般ユーザーならそれでいいと思います。
自分もちょこっとSNSに載せるだけなら、スマフォで良いと思いますが、ちゃんと撮ろうと思う時には、さすがに画像処理が入りすぎててちょっと使いにくい感じがしますね。
拡大すると「こんなことになってるのか!いや、綺麗だけど処理入りすぎ…」と驚きます。
ちっち
スマフォの画像はよく拡大し見ると油絵みたいですよ
ソフトで誤魔化し綺麗に見せてるだけです。
KT
一昔前までカメラメーカーはスマホ写真を所詮豆粒センサーと完全にナメてかかっていました。と言いますか、レフ機を主戦場とするメーカーはミラーレス機ですら完全に下に見ていましたよね。それが今ではコンデジ市場がスマホに駆逐され、レフ機もごく僅か製造されるだけになりました。
ソニーセミコンダクターの社長が2024年にはスマートフォンの画像が一眼機を凌駕するなんて発言をしていましたが、カメラメーカーの認識がここで多くの方がコメントされているような「所詮は塗り絵」なんてものであれば、近い将来一気にシェアを持って行かれるかもしれません。
今後はスペック向上一辺倒ではなく、カメラで撮影する喜びのような哲学的な問題と向き合わないかぎり、オーディオ業界の轍を踏むことは避けられないと思っています。
オールドタイマー
進化して以前より格段に撮影技術が要らなくなったように感じてます。
この先どこに向かうのか、動画からの切り出しだけになってしまうのか。
最近改めてフィルムカメラが欲しくなっています。
タスク
三層センサーならどんなフィルター配列でもエミュレート出来て高画素機のみで全て賄えるのでデジカメはそっちの方に進化して欲しいですね
YASU
近い将来、編集・現像ソフトの飛躍的向上により、スマホで撮ったのか?、高性能カメラで撮ったのか?区別が出来なくなるような感じがします。私も詳しく分からないのですが、PCの高性能ビデオカード等を介して、流行りのAI技術って言うんですか?、「一眼カメラで高性能な〇〇レンズを使ったような写真にして。」、「〇〇先生の撮ったような雰囲気の写真にして。」など高度な加工がソフト処理で可能になるような気がします。そうなっちゃうと合成写真と言うか、どこまでが自分の感性と技術で撮ったものなのか分からなくなってしまうような・・・。ある程度のデータさえあれば、画質劣化の部分もソフトが予測しエラー訂正、予測変換までしてしまって人間の目では差が分からないなんて技術も出てくるかも知れませんね。
qwe
私は大型センサーでスマホのような小ピッチで多画素&高速複数枚合成による高画質化が達成されるとよいと思います。
自分の場合は作品というよりは記録を残すためにできるだけ細部も記録できればよいと思うので、フルサイズセンサーでもスマホの技術を使って更に構成要素全体が高速化されれば何十億画素のサイズも可能でしょうし、それを24〜36MPくらいに縮小する使い方もありだと思います。
もとふゆ
フィルム時代、圧倒的情報量を誇る大判フィルムは、最初はおもちゃと言われた35mmフィルムに主役の座を譲りました。35mmはカメラのレンズ交換システムをはじめAE,AF,高速連写といった急速な機能進化と利便性、そして多彩なフィルムバリエーションをもって主役を守ったわけです。
似たようなコトがデジカメvsスマフォで進行するのでしょうか。あまり嬉しくはないですが。
重粒子線
ひとつはスマホとデジカメでは求められる画質が違うのと、もうひとつは売れる量が違うからデジカメはスマホほど開発費をかけられないとこでしょう。
ミスド
スマートフォンと専用カメラの境界線は技術的なものではなく哲学的なものになっていくだろう。
↑
ほんと、その通りだと思います コストに跳ね返る小手先の技術は大きいカメラには必要ないし、お客さんも使わないもの入れるより安くしろって思っているのだろうし・・(プロが使う世界だ 遊び半分みたいな機能は入れるな)みたいな流れが有る気がします
スマホの機能乗せたミラーレスカメラなんて
自分だといろんな写真が撮れてワクワクしちゃうのですが、
以前S社がいろんな必要な機能を後からユーザーがアプリで追加するというものが有りましたが、あのように個人個人が必要なものをチョイスできる環境って復活してほしいものです
230
CMOSイメージセンサーのような半導体の開発・製造では、以下のような構造があります。
・半導体の進化トレンドは基本的に、小型化・微細化であること
・半導体産業は設備集約的で、規模の経済性や累積生産量による経験曲線効果が働きやすいこと
・半導体のコスト削減に大きく寄与する要因は歩留まり(良品率)の向上であること
こうした要素が有利に作用したスマートフォン向けイメージセンサーは、専用カメラ向けイメージセンサーよりも急速な性能向上・進化を果たせたのだと考えます。
元記事でも言及されている裏面照射構造や積層構造は、主に画素の微細化における課題解決に向けた技術革新で、小面積のなかで高解像度・多画素化が求められていたスマートフォン向けのイメージセンサーでより喫緊に必要だったといえます。
生産量の観点では、2022年のデジタルカメラ出荷台数(世界全体)で約801万台(CIPA調査)に対して、同年のスマートフォン出荷台数(世界全体)は約12億2,670台(Counterpoint調査)とまさに桁違いになっています。また、半導体はチップの設計が同等ならば、よりチップの面積が小さいほうが歩留まりを向上させやすい傾向にあります。つまり今のところ、スマートフォン向けのイメージセンサーのほうが専用カメラ向けのイメージセンサーよりも、コストパフォーマンスを向上させやすい状況にあるといえます。
マイクロプロセッサでもPCよりもスマートフォンのほうが生産台数が圧倒的に多いことなどから、最新のプロセスルールはスマートフォン向けプロセッサ製造で導入が先行するトレンドになっています。イメージセンサーにおいても同様に、最新技術・プロセスはスマートフォン向けに先行導入されて歩留まり向上・低コスト化が達成された後に、専用カメラのイメージセンサーに応用・展開される流れが定着するのだろうと考えます。
たかや
AIの画像生成では、学習方法の一つとして元画像とそれにノイズを乗せた画像を使用します。ノイズを乗せた画像を入力して元画像に近いデータを再現するようにAIを学習するわけです。
元画像にかけるノイズの量を増やしていくと、人間には何が写っているのか判別できないような画像でも、人間が見て違和感のない画像を生成できるようになります。ただし違和感がないだけで、ノイズをかける前とは明らかに違う画像です。
機種によって処理の巧稚に違いはありますが、一見してノイズに見える部分をノイズとして削除しまうなど、それを写『真』と言えるかという問題になりますね。
まここ
普通に見て綺麗な画質ということであれば、多くの人がスマホ写真レベルでよいということでしょう。
カメラ使いだと、拡大すると塗り絵画質…とか気にしますが、スマホで撮る大多数の人はそのような鑑賞はせず、別にどうでもよい話と思われます。
何となく、オーディオの世界と似てきた気がします。
こーなん
画質だけで言えばカメラのダイナミックレンジと高感度は最近全然進歩してないですよね
今は読み出し速度上げるのを重視してるので仕方ないとは思うけど静止画メインの自分としては、毎回新型出たら買い替えてたけど次は見送ろうと思っている
スマホはここ数年の進化凄いですよね
ぱっと見は凄く綺麗になった、処理掛けすぎか油絵画質になってるので等倍で見ると厳しいけど、光学望遠も当たり前になってきたのであまり油絵画質が気になることも減ってきた
富士キヤノ
手軽な補正って観点だとSONYのクリエイティブルックや富士フィルムのフィルムシミュレーションが上手くやってるんじゃないですかねぇ。
「今、シャッター押したらどんな絵が出てくるかな?」というドキドキは中々に楽しいものです。
Ilce1
「スマホのように」「手軽で綺麗」みたいな文面を見るたびに、HDRが標準なのにな…とは思います。
シャッター音が1回鳴ってるのは事実ですがその中では露出別に複数枚撮ってあり内部で合成、jpgに変換したまでです。
小さいセンサーだから処理が瞬時に出来てるだけのことかな、と。
スマホでraw撮影が可能な人は試してほしい。
画角が広くなり周辺画質や歪み等、見れたものじゃないです。当然1shotだとraw現像も厳しい、結局手動でも自動でもHDR頼みになるのが現実です。
お久
スマホから吐き出す画質と一眼の画像RAWクオリティは一眼が圧倒的に分がありますが
将来性の差はますます広がるばかりだなと思います。というか嫌でも実感してしまう
開発ベンチャーは買収に次ぐ買収で競争激化。これから絶対に追いつけないだろうなと思うのは半導体SoC能力(=省電力)ですね。年々スマホは能力向上しバッテリーも長持ちに。一眼はどんどん電池持ちが悪くなるばかり。その理由を色々察して斜陽産業なんだと悲しくなってしまいます。スマホは位置情報・時間・天候などの情報を上手く活用しAIでますます驚異的な進化をするでしょう。忘れてはならないのはスマホの光学系も驚異的な進化をしていることです。またスマホではセンサーの大きさに限界がありますがそこを見事に埋めてこれから大きく伸びるのはアクションカム業界。AI編集ですぐ共有でき利便性が飛躍的に向上しています。
デジカメ業界は金額ベースでは下げ止まりしていますが、大手がSoC開発の株を手放したり
大手光学系もカメラ以外の稼ぎ頭を見つけることにシフト。正直そんな明るい未来は見えてこないですね
Oort
今でも使い分けははっきりしていますが、カメラはどんどん使うのが楽しく、スマホはどんどん便利に。それぞれ進化してくれると良いかなと思います。
カメラは自分が好きな被写体を撮る時専用のようになっています。後はスマホで十分なので、スマホカメラの進化も大歓迎です。
Mスクエア
その昔、高校生だった私は、雨上がりの帰宅時に素敵な景色を見ました。
秋深い山々に、真っ黒い雲の切れ目から陽の光がスポットライトの様に射していて、それは正に「絵画」の様な景色でした。
思わず、写真を撮りたいと思いましたが、さすがにカメラを持っておらず、社会人になってからは、コンパクトカメラを常に持ち出すようにしています。
昨今のカメラのデジタル化は一段と進み、簡単に撮れるようになってきましたが、いつも持ち歩く通信機器(携帯電話やスマホ)は、本当に「いつでも撮れる」カメラとして重宝しています。
カメラ業界が、高画質や多機能で小型軽量よりも、高価格化へ進むのはメーカーとしてあるべき姿かも知れませんが、中級機~高級機のデジカメが50万円位だとするとスマホの5~10台分位になります。
例えば、(フィルムカメラ)オリンパスのμやミノルタのTC-1の様なサイズのフルサイズデジカメが、5~10万円位で出ると、案外売れるような気がするのですが、近いものはリコーのGRデジタルくらいなのか、もっと、スマホサイズのカメラを出して欲しい。
also
スマホというと「塗り絵」「油絵」「CG」と言われることが多いですが、大型素子でもベイヤー補完やAIのノイズリダクションはあるわけです。また複眼や読み出しの圧倒的速さによる多重合成で、スマホの方が物理的な情報量で凌駕することさえあると思います。
あとは「映える」「作品っぽい」画像の生成ですが、スマホはとにかくAIが学習できる天文学的な数のサンプルが日々蓄積しているので(まだAIの機械学習まで禁止する著作権のシステムも整っていません)、その点では専用機は敵ではないでしょう。「いいね」、転載回数などで画像に対する評価データも得られるので、「ウケる」画像の特徴を抽出して適用し、既存の画像を加工するくらいは朝飯前でしょう。
ただ、「コンテスト受けしそうな作品」「素人作品と違うプロっぽい作品など、いろいろなノウハウを駆使して「作品」を作るかぎり、AIがやってもヒトがやっても大して変わらないのでは?
いままでの焼き直しではなく、まだ誰にも知られていない「すごい、面白い、美しい」画を生み出す余地はまだあるとは思います。ただ、そういう場合に案外スマホのような手段が風穴を開ける気もします。
未だAPSレフ機の人
写真に何を求めるのか?っていう問題があります。
フィルム時代にもありましたが、
観光地での記念写真のような「記録」
なのか、
撮影者の心理を反映させた「作品」
なのか。
いま、スマホで綺麗に出力しているのは「記録」の
延長線の写真。
いまだにレンズ交換式カメラにこだわっている人が撮っているのは
「作品」でしょう。
昔はコンパクトカメラで「記録」していましたが、
それがスマホに置き換わっただけ。
カメラというジャンルで見れば総合的な市場は縮小していますが、
「作品」を求める層の市場規模は大して変わっていないと思います。
それに、記事の進化についてですが、
拙いセンサーとアプリから現在、と
そもそも熟成気味だった大型センサーの
専用機の進化具合では違って当たり前です。
信号で停止していた車が速度を上げる際の加速度(0-50km)と
丁度よく信号で止まらずに走り抜けていく車(30-50km)とでは
「加速具合」が違うのと一緒です。
co
> おそらく、スマートフォンと専用カメラの境界線は技術的なものではなく哲学的なものになっていくだろう。
本当ですね。
一般の人に「デジカメは何が凄いの?」と訊かれた時に年々答えるのが難しくなってきました。
画質は充分になった。
光学ズームも載った。
ボケも加工で作れる。
手ぶれ補正や見かけのダイナミックレンジもスマホが上。
それでも私が大きくて重いデジカメを使うのは、なるべく作為のない現実に近い写真を残したいからです。
これは個人の哲学・思想であり他人を説得はできません。
メリットや優劣でデジカメを語る時代は終わりました。
f30
写真趣味としてスマホのコンピューテショナルフォトも試していますが、多重合成などでセンサー性能を補える代わりに、機械現像と同じで外れるときは外れる。合成くささが出てしまう感があります。何度も撮り直せる作品ではなく、滅多にない出来事をちゃんと記録することに不安があるというのが私が今後も専用機を使う理由です。あとは操作性の不満もあり。
タホ
カメラメーカーはこう考えるだろう。
スマートフォンに求められているのは、最もシンプルな操作で、最大限ののリアクションが得られる「効率性」であって、カメラに求められているのは、より自由度の高い「素材」としての写真が得られること。
必ずしも当てはまるとは限らないが、前者は味の素であり、Cook Doであり、手軽にプロの味が得られ、回答が用意されているものだ。
しかし後者には決められた回答は無く、活かすも殺すもそれを扱うものにより、解は自らで導き出さなければならない。
基本的にはそういう事なので、カメラメーカーはカメラを突き詰めるのでしょうが、個人的にはポストプロセッシングをよりシームレスに、直感的に行えるようなUIが進化しても良いと思う。スマホはその点アプリ等でいじり放題なので、ブレークスルーの余地はまだまだ残されている。そう言えばzeiss ZX1は何処に行ったのか。。
hogeさん
ミラーレスの基盤をSnapdragonのCPU対応にしてみたらどうでしょう?
凄まじい計算パワーでオーバースペックかもしれませんかね。。。
写真加工や通信関連で大きな飛躍が生まれると思う。
リィン
でも実際iPhone14ProとR5で同じ画角で撮った同じ場所の画像の比較、ブラインドでどちらが一眼か私には判別がつかなかった。
無論、拡大すれば話は別だが、写真そのもののぱっと見でスマホ画質かどうか判別できないくらいにはスマホの成長は著しい。
ひるがの
ある種哲学的、というのはその通りで、スマホであれフルサイズであれ、優劣ではなく個々人が「なにに価値を置いているか」の違いの表れになっていくんだろうと。
iPhoneの写真を等倍表示するとディテールを塗っているのがわかってがっかりすることは多いですが、フルサイズ機で撮った失敗写真をLightRoomで自動補正したときに自分の記憶よりもはるかに「それっぽくきれいに」補正されてしまって、「すげえ…けど自分が見たのはそれじゃない…」と金の斧を渡された樵のような気分になるのも似た感覚だなと最近思います。
そうなると、自分が大切にしてるのはやはり「自分が見ている光を、レンズで集めてできる限り精緻に保存する」ことなんだなと思えてきて、いいレンズが欲しくなるのも仕方ないわけですね。しかたないしかたない
saki
カメラのセンサーは他の物と違って大きくする方が難しいのと、市場規模がスマホと一眼では違いすぎるのも原因でしょうか
スマホの進化は高画素化だったり望遠性能だったり編集性能だったり…
確かに一眼で写真を撮らない人達に取ってはダイナミックレンジの広さや自然なボケ感、繊細な色彩なんて分からないでしょうから、多くの点でスマホに軍配が上がるのは仕方ないのかもしれません
それでも一眼を手放さないのは、一眼で撮る写真が一種の芸術だからかもしれませんね