パナソニックが世界最小・最軽量の中望遠マクロ「LUMIX S 100mm F2.8 Macro」を正式発表

パナソニックがLマウント用の小型軽量のマクロレンズ「LUMIX S 100mm F2.8 Macro」を正式に発表しました。

Panasonic announces Lumix S 100mm F2.8 macro lens(DPR)

  • CES2024に合わせて、パナソニックはフルサイズのLマウントカメラ用のLUMIX S 100mm F2.8 Macroを発表した。パナソニックはこのレンズを「世界最小・最軽量の中望遠単焦点マクロレンズ」(ただし、等倍、焦点距離90mm以上のAF対応レンズで)と呼んでいる。しかし、その大きさ重さと同じくらい重要なのは汎用性の高さで、パナソニックはポートレートや中望遠撮影にも対応し、欠点がほとんどないマクロを造ることが目標だったと述べている。
  • 100mm F2.8 Macroは他のF1.8の単焦点レンズ群の同じサイズだが、開放F値はF2.8と暗い。重さは298gで、18mmから100mmの単焦点レンズ群の中で2番目に軽い。全長は82mm、最大径は74mmだ。
  • 小型化の一因は新しいデュアルフェーズリニアモーターの採用によるもので、このモーターは出力を維持しながら、サイズを半分に縮小している。これにより、100mm F2.8マクロは2つの独立したフォーカシングレンズ群を素早く、フォーカスブリージングを補正してフォーカシングすることができる。また、このレンズには薄型で直径の小さい新設計の絞り機構が採用されている。
  • 光学系は11群13枚(非球面3枚、UED2枚、ED1枚)で、インナーフォーカスが採用されている。最短撮影距離は20.4cm(最大撮影倍率は1倍)で、フィルター径は67mmだ。また、同シリーズのレンズと同じ発色になるように設計されている。前玉周辺の文字の白い塗料は、被写体の反射を押さえるためにダークグレーに変更されている。
  • その他の特徴として、フォーカスバイワイヤーシステムに新しいセンサーが搭載され、フォーカシングが6倍の精度になっている。ソフトウェアで独自の範囲を設定できるフォーカスリミッターと防塵防滴機構が採用されている。
  • LUMIX S 100mm F2.8は今月末に発売され、希望小売価格は1000ドルになる。

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本日、パナソニックが噂通り100mm F2.8 Macroを発表しました。このレンズは100mmの等倍マクロとしては非常に小型軽量で、この大きさ重さなら常時カメラバッグに入れておいても苦にならなそうなので、持ち出す機会も増えそうですね。

このレンズは最短撮影距離が20.4cmと通常よりかなり短いので、噂が流れた時点では等倍より倍率の大きいレンズかと思っていましたが、最大撮影倍率は等倍のようです。価格は1000ドルということで、他社の100mmクラスのマクロとほぼ同程度ですね。