phototrendに、CP+2024で行われたOMDS(OM SYSTEM)の商品企画・ブランド戦略担当者のインタビューが掲載されています。
- (OM SYTEMの財務状況は?)
当社の売上高と営業利益は期待通りだ。 - (ED150-600mm F5-6.3 ISはシグマと類似している。また、このレンズはOM SYTEMの小型軽量の理念から少し外れていないか?)
他のブランドとのパートナーシップに関する情報は提供できない。小型軽量化に関する当社の哲学の観点から言えば、フルサイズの1200mm F8のレンズは通常3kgを超えるが、当社のレンズはより明るいF6.3で2kgの重さを実現している。焦点距離を考えると非常に小型軽量になっている。 - (超望遠レンズの開発で何を優先しているのか? ロードマップの望遠レンズで何が期待できるのか?)
野生動物や自然を撮る写真家にはいくつかのカテゴリがあり、カテゴリごとに必要な目標を定めている。レンズの開発順序は、設計に要する期間やカメラの発売スケジュールなどを総合的に考慮して決定している。ロードマップに掲載されていた2つの望遠レンズのうちの1つは新しい150-600mmで、他の望遠レンズも開発しているが現時点では詳細は言えない。 - (OM-1 II の進化について。また、OM-1にアップデートでOM-1 II の新機能は追加されるのか?)
OM-1 II はメモリ容量の増加により、コンピュテーショナルフォトに関する様々な機能の追加が可能になった。2月21日にアナウンスした通り、OM-1のAF性能や操作性を向上させるファームウェアを今秋にリリースする予定だ。 - (OM-1ユーザーからアップデートの内容に関して不満の声はあったか?)
大半のユーザーは「OM-1のパフォーマンスを向上するファームウェアを提供したい」という我々の願いを理解してくれたようだ。しかし、一部のユーザーからはGNDフィルターやその他の新機能など、OM-1 Mark II の新機能を求める声もある。 - (有償のファームウェアアップデートを提供することは検討しているか?)
技術的には可能だが、市場の観点から見て、どれだけの人がファームウェアアップデートを購入したいと思うだろうか? 個人的には新機能の追加のために、将来的にこのような手法を検討する可能性はあると思う。 - (OM SYSTEMが野生動物やネイチャーに力を入れている理由は?)
当社の製品のコンパクトさと軽さが最も評価されるのは、風景やネイチャー、野鳥を撮影する写真家だと思う。厳しい条件下でも手ブレ補正のおかげで、手持ちで撮影できるのは非常に重要なポイントだ。 - (現在、OM SYTEMには2000万画素を超えるカメラはないが技術的な限界なのか、意図的なものなのか?)
まず、我々は画質はセンサーの解像度に限ったものではないと考えている。我々の優先事項は、ミスショットの数を減らしその品質を向上させることだ。だからと言って、我々は高画素化の努力を止めたわけではなく、高解像度の写真が無意味であるということではない。 - (画像処理のソフトウェアは自社開発なのか?)
一部は自社で開発しているが、コンピュテーショナルフォトに関する一部の機能は他社と共同で開発している。 - (コンピュテーショナルフォトに対するビジョンは?)
コンピュテーショナルフォトは我々の優先事項で、その目的な撮影のアシスタントとして、初心者から上級者までがより高い撮影の成功率を達成できるようサポートすることだ。コンピュテーショナルフォトは写真家の想像を超えた芸術作品を作成する能力を具現化しており、当社にとってとても重要な役割を果たしている。
OMDSは超望遠撮影とコンピュテーショナルフォトを軸にして、システムを構築していく計画のようですね。特にコンピュテーショナルフォトには相当力を入れているという印象です。
OM-1のアップデートに関しては、グラデーションND等のMark IIの機能の追加を求める声もあるということですが、Mark IIで増設したメモリに依存している機能はファームウェアだけでは無理なので、そこは諦めた方がよさそうです。OM-1のAFの改善については、できればMark IIとの差別化をあまり意識しすぎずに盛り込んで欲しいところですね。
シュワシュワ
コンピュテーショナルフォトはスマホも力を入れていて地位向上してきた訳ですし、画質面での小型センサーの不利を埋める手としても有効なので力を入れるのは良いですね。
画質・表現力向上であっと言わせて欲しいです。
>我々の優先事項は、ミスショットの数を減らしその品質を向上させることだ。
ということならAFも優先事項のはずなので頑張って欲しいですね。
今回炎上気味でしたが、これを教訓に販売戦略面の改善も取り組んでくれることを期待します。
OM-1(無印)ユーザ
OMDSがいまできることはそれしかないのでしょうね… 動き物に対応できる基本的なAF性能の向上は無理か… 静物でしたらコンピュテーショナルフォトとの親和性は良いとは思いますが… そもそも使うカメラを間違えていたか…
PenPen
ハイレゾショットですが、のんびり8~12枚も撮ってる間じっとしてくれる鳥はそんなにいないので、3枚くらいで2800万画素くらいの画質合成とノイズ除去を行うモードとかできないのでしょうかね?
枝に止まっている鳥なら1/60くらいじっとしてくれることもあるのですが。
とりあえず合成せずに保存してあとから合成でも全然かまわないのですが。
BOO
他ならぬミラーレスで先行してるソニーがカメラとスマホの画質の差はいずれなくなると言ってます。
AIによる生成画像も日々驚くほど進歩しており、このままいけばいずれセンサーサイズの壁を超える日が来るのかもしれません。
コンピューテーショナルフォトを先行していくのは戦略として非常にいいことだと思います。
ある程度の画質が担保できればあとは「どんなものが撮れるか」が重要になってくると思うので。
ネイチャーフォトを意識するなら例えば非常に簡単に、高速でパノラマ合成ができるとかそういった強みが欲しいですね。
結局のところ、性能に際立った特徴がないと人は買い替えようとは思わないのでそこを意識して作って欲しい所。
よくいわれるような小型化はあくまで「できれば」くらいの付加価値であってそれ目的のみで購入する人は多くないと思います。
OM1M2はそういう点でインパクトに欠け、物足りなかったと思います。
いっそOM1を置き去りにするくらいの性能であればよかったのですがそういったものが今年出てくれるといいですね。
KT
耐候性の強みを活かすアウトドア方面に活路を見出すまでは理解できますが、肝心の防塵防滴レンズに小型軽量の非PROレンズが皆無に近いのを何とかすべきですね。アウトドア思考の方が皆望遠レンズで野鳥を撮っているわけではないし、むしろ登山用小型レンズの方がずっと需要があるのでは?
昔登山用にE-M5 IIの購入を検討しましたが、ボディサイズに見合った防塵防滴単焦点レンズが見つからず諦めたのを思い出しました。
はっしん
「コンピューテーショナルフォト」と「ネイチャーフォト」ばかり言いすぎるOMDSには、ちょっと危機感を感じます。コンピューテーショナルフォトは、程度の差こそあれ、他社も推進しているし、軽量小型のメリットは、アウトドアだけの専売特許ではないはずです。動画の需要が増え、業界随一の手振れ補正機構があるのだから、もっとvlog的な方向性も打ち出して欲しいです。
おいとま
Purerawが優秀なのでカメラ内でAIノイズリダクションをかけたrawを保存できるだけでもかなり魅力的ですね。
to
「ミスショットの数を減らし」や「より高い撮影の成功率を達成できるようサポート」などの言葉が踊っていますが、この点についてOMDSは他社と比べて周回遅れの感が。
「パフォーマンスを向上」とも言ってますが、やはり国内外のレビューでOM-1 IIのAFがそれほど改善されていないことが多々報告されています。
OM-1だけでなくIIもアップデートを重ねて他社に追いついてほしいですね。
やまちゃん4C
OMDSは非上場なので、上場会社のような詳しい決算報告がないのですが、調べてみると、以下のような状況のようです。
2022/3月期
売上220億円、営業利益-18億円、純利益-31億円
2023/3月期
売上282億円、営業利益 N/A、純利益-15億円
オリンパス時代の赤字体質が払拭されておらず、「当社の売上高と営業利益は期待通りだ」とは言い難いと思います。
キヤノン、ニコン、富士の映像部門が軒並み20%近い営業利益率の好決算なのとは対照的です。
もう赤字を補填してくれる内視鏡部門はないので、この赤字体質を改善しないと、OMDSの将来は明るくないと思います。
OTOS
気になったのは2点。
成功率にとって重要な要素のひとつがAFの性能向上であるはずなのにそこが軽視されてるのではという点。
もう1点はロードマップ。
掲載されていた2本の望遠のひとつが今回の150-600と言っているが焦点グラフは明らかに違っていたはず。
完全に憶測だが高額になってしまった価格設定のカラクリがそこにあるとか?
nullpox
OM-1 markII、楽しいですよ。開発リソースも潤沢ではないだろうに、いろいろな場面でいろいろな機能を使っていろいろなトライが出来る、お財布的にもハンドリング的にも楽しくラクして写真を撮る気になれる、いいカメラを出してくれました。
ライブGNDはもとより、他機能の使い勝手や性能もしっかりと向上されてます。わたしはOM-1のころからAFに不満がないタイプですので、だからこのインタビューはユーザーとして頷けます(財務のくだりは蛇足だと思いますけど…このインタビュアや読者はそんなことまで気にして写真撮ってるんですかね?)
どのセンサーサイズでも画素数狂騒・画質向上は緩やかになっていくでしょうから、いまのうちにユーティリティ側に全振りするのはけっこうなことだと思います。機械が出来ることは機械がやればよい、昔と違って機械をうまく操ることが写真を撮ることなのだ、と言い切るぐらいに全振りしてもいいと思います。
ISや防防、SSWFなどの要素技術やコンパクトさ、そして重要なお値段は大手より優れている部分もあります。自分の強みを見失わないでほしいですね。
E-M1X取材屋
マイクロフォーサーズのあまり表に出てこない良さに料理撮影などの取材系の撮影があると思います。被写界深度が浅すぎてはダメで、尚且つ傘2発などの現場での簡易ライティングでは出力を抑えることができます。結果荷物を軽くすることができて、被写界深度も適切、おまけにウルトラシャープです。商業写真の中のカテゴリーとしての取材はかなり過酷で機材がタフであることが絶対条件ですし、場合によっては現場でレンズ交換も行わざるを得ません。SSWFや手ブレ補正など絶対的な武器もあります。ニッチなニーズではあると自覚しているのですが、ネイチャー、超望遠だけがマイクロフォーサーズの強みではないとOMDSさんには知って頂きたいです。
kr
OM-1でコンピュテーショナルフォト機能へのアクセスも改善されましたし、
新しいGNDは実際良い機能だと思います。
ただCP+で社員さんが無印OM-1の手前の枝にばかりAF合うのをダシにmk2推してたのは
「この人たち無印はもう過去の機種になったつもりなの?」と思ってしまいました。
せっかく良いものを作ってるのだから売り方を間違えないで欲しいなと願っております。
どんなに面白い機能があろうと30万円のカメラはけっして安くはないですから。
SR-T101
150-600について「フルサイズの1200mm F8のレンズと比べれば十分軽い」っていう発言には違和感があります
換算1200mmは所詮換算でしかなく、フルサイズ向けレンズ設計の流用であれば実質600mmレンズのトリミングではないでしょうか?
フルサイズの高画素モデルにシグマの150-600をつけた方が色々使い勝手が良くて重量的にも価格的にも大差ないように思えます
(もっともフルサイズで80Mのカメラってまだ無いでしょうけど)
AO
OMDSが超望遠やネイチャーばかりPRするのも仕方がないと思います。
従来MFTが得意とした用途はもう、より手軽なスマホにとって代わられている。そんな中でも一眼画質を求めてあえてMFTを使う層は限られていますし、そこをPRしても拡販にはならないのでしょう。
老新星
OM-1がこういう決着?になっているようなので、E-M1Xは使い続けようと思いました。今度はOM-5がこの先どう改良されて出るのか興味があります。.USB規格のためにそう遠くないマイナーチェンジが必要なのだとか? 現状でも大きすぎない防塵防滴というニーズには合っているのだと思いますが、マーケティングと技術面の折り合いがどうなるのか。
ほ゜ち
フルサイズと換算焦点距離だけ合わせて比較して小型であるってのは疑問ですね、価格もそうですけど納得感がない比較になっちゃう
こういった比較から望遠が得意としてネイチャーに注力するのは大丈夫かなぁ
もっと街で使える小さな軽快なカメラとレンズを出してほしいです
Shiba
コンピュテーショナルフォトについては他社と差別化を図るという意味では良いかもしれませんが、毎回使うような機能ではありませんし、購入する側としては、「あれば使うけど」といった感じで、購入検討時の優先項目としては低い方かと思います。
それよりは、まずAF性能を徹底的に磨いてほしい。実際OM-1 Mark2でもトラッキングや被写体認識がソニー、キヤノンには追い付いていないと感じますし、”ミスショットの数を減らすのがメーカーとして優先事項”というなら尚更かと。
あとはネイチャーフォトに注力するあまり、「人を撮影する」という写真の基本的なところが疎かにならないか、少し心配です。
CP+でもOMDSだけモデルのいないブース構成で、メーカーとして人物撮影に興味がなくなってしまったのではなかと、正直不安になりました。
防塵防滴という観点からすれば、雨でも日程変更しないお祭りやイベントでの人物撮影ではOMDSが最適ですし、友人と行く観光旅行などもそうだと思います。むしろ登山は天気予報で雨なら危ないから中止にするし、登っても霧で視界が悪いのでカメラを殆ど使いません。
メーカー側はもっと視野を広く持って、もっと日常用途での自社カメラの可能性についても考えてもらいたいです。
wow
スマホとフルサイズの双方にアドバンテージがあるのは超望遠と防塵防滴くらいでしょうから、そちらに重点を置くのは間違ってはいないでしょう。ただ、ターゲットが狭く母数が少ないので、ユーザーの信頼を損ねると一気に厳しくなるかもしれません。
OM-1の売上についてはほぼOMDSへの期待感によるものなので、期待し続けられる会社であってほしいです。
ヨツメチャン
コンピューテーショナルフォトって言葉はここ最近でてきた新しい言葉ですが、分かるような分からないような響きの言葉です。AI加工という言葉しかり。表現が多くて混乱を招きますが、要するにコンピューター加工された画像(CG)という事ですよね。
フルサイズと比べると階調や暗所ノイズでハンデがあるとか、巨大メーカーの旗艦機と比べるとAF性能で太刀打ちできないから、そこはCGで超解像なりピンボケ補正なり行うと言うのであれば、それはそれで割り切っていて良いと思います。
ただその分MFTの本来のアドバンテージである小型軽量かつ高品位な造りのカメラ・レンズをお安く販売し続けてくれたら良いなと思います。
白髪爺
皆さんのご意見、私もなるほどと参考になります。
私はOM-1+300mm F4.0で鳥さんを撮っていますが、鳥がいないときは花も撮影。1.4mまで近寄れるので、マクロレンズ的な使用も可能です。花のほか、昆虫も時折撮ります。距離が取れるので逃げられることがありません。ここで重要なのが被写界深度。マクロ領域はピントが浅く、手持ちの場合、頭の前後方向の僅かな揺れでピント外れになってしまいます。なのでマイクロフォーサーズの深度が深いと言う特徴がものを言います。深度不足を補う意味で、深度合成もちょくちょく使用します。被写界深度の深さも他との差別化要因です。ぼけ写真が撮れないなどのネガもありますが、プラスにもなるので、望遠領域のレンズの最短撮影距離を短めにとることで、他社のカメラでは逆立ちしても出来ないことが出来る。OMDSはこれも長所として捉えるべきだと思います。もう一つ述べるなら、300mm F4.0は大きさの割に重い! 特に重心位置が前にあるのでなおさら感じます。「金属=高級」との古い意識が抜けない人が多いのでやりにくいでしょうが、金属を超える特性の合成樹脂は幾つも出ています。是非このような素材を使って軽量化して欲しいものです(プラ=安物の見方を払拭するPRが重要です)。何なら、レンズ内に不活性のヘリウムを封入するとか、他社がやらないことをやってもらえば、特徴が打ち出せるものと思います。
あんころもち
インタビューの記事なので、回答しきれていないとは思いますが、ミスショットを減らす事は最優先事項だと思います。
いずれ画質はセンサーサイズでは語れなくなる時代になる筈です。そこを前提に考えれば、フルサイズとの差、深度などはコンピュテーショナルフォトグラフィで埋めていけば良いのだと思います。
他社からOM-1を購入した人たちの最大の関心ごとはAF性能の筈で、その期待に応えて、AF性能さえトップベンチになりさえすれば、世界は変わると思います。
フルサイズは光学的にボケるか、デカくて凄そうくらいしかアピールポイントが無くなる時代が来る気もします。
EVF OVF論争みたいなのが来る気はしますけど。
写真を撮る機能(ミスショットをしない)に関して他を追従させない性能の上に、コンピュテーショナルフォトグラフィがあれば、文句のつけようがありません。
あとは商品投入タイミングや宣伝次第でしょうね。
としにい
コンピュテーショナルフォトについては、どんどん開発していただいて結構です。写真表現が変わる可能性を秘めていると思います。
とはいえ、それも全ては「写真機として一定のレベルに達している事」が前提になります。
AFがしっかり被写体を認識する。
動く被写体にきちんと追従する。
撮影した写真に、ちゃんとピントが合っている。
この基本性能が今ひとつ成熟していないと感じています。OM-1 markⅡで改善したと感じていますが、それでもまだ足りていません。
OM-1はフラッグシップ機なので、せめてEOS R6 markⅡレベルのAF追従性能を持たせて欲しいです。逆に、それが出来ないと「コンピュテーショナルフォトでお茶を濁している」と受け止められる可能性があります(凄い技術なんですけどね)。
OM SYSTEMの強みを正しく知ってもらうためにも、基本的な撮影能力の向上は必須です。
それと、単焦点レンズを新たに開発して欲しいです。
フルサイズでは商品化が難しい、中望遠のF0.8レンズ(AF対応)とか、400mm F4など。夢のあるレンズを開発して欲しいと思います。
フルサイズ勢は、野鳥もポートレートも楽しめる幅広いラインナップを構築しつつあります。野鳥に特化する戦略も分かりますが、私の被写体の9割は家族や友人たちです。人を撮りたくなるような単焦点レンズが欲しいです(Nikonのプレナのような)。
うなぎパイ
SR-T101さんやほ゜ちさんと同じく、150-600をフルサイズ1200mm F8レンズと比べるのは違和感があるというか、「詭弁では?」と思ってしまいます。
現にLEICA 100-400はフルサイズ800mmのレンズと比べるまでもなく、フルサイズの100-400と比べても軽量に仕上がっています(その後RFマウントでより軽量な100-400は出ましたが……)
センサーが小さいにもかかわらず、フルサイズの実焦点距離が同じレンズと同じサイズになるのは納得できません。
かつてオリンパスの100-400でも似たような批判があったにもかかわらず、同じ事を平気でやってしまう(しかも今回は値段が大幅に跳ね上がる)のは不信感を抱かざるを得ませんね。
BOO
皆さんの意見聞いて一番感じますけどOMは最優先でAFを開発といいますがニコンやキヤノン、ソニーに追いつくには圧倒的に開発費が足りないと思いますね。
画質戦争がいきづまり、連写やAFで差をつけようとするメーカーが多い中で、
各社AIを使ったディープラーニングなど他のメーカーが莫大な予算をつぎ込んでるであろうAFに、
OMが現時点で追い付くのは現実的に無理です。不可能。
それこそまずはメガヒットする製品を作らないと人材的にも開発予算的にも難しいと思いますね。
OMの受難は「m43は安い」というイメージが根付いたことです。
レンズにしてもボディにしても。
オリンパス時代はボディやレンズが売れてても大赤字な状況を続けていたわけで親切すぎるファームアップを行った場合
じゃあなにで儲けるの?となるのが今のOMです。
まーやん
混同しがちですが、被写体認識とAF精度は違うものです。
前者はディープラーニングの蓄積等の技術が必要ですが、これはOM-1初代でも十分な性能でした。そもそも被写体認識の鳥に関してはキヤノンやニコンよりも早い時代からE-M1Xの頃から搭載していましたから旧オリンパス時代からノウハウはあります。
多くのみなさんが指摘しているのは後者のAF精度の問題です。被写体認識が働いて枠では追いかけているのに撮った画像をいるとピンがずれている。静止物(建物)を撮っていて動いてもいないのにAFが暴れる等は、認識というよりは根本的なオートフォーカスの精度と制御の部分だと思います。パナのAFは以前の時代から見違えるように良くなっています。OMさんも絶対できるはずです。
後者の問題がクリアされればOM-1はもっと素晴らしいカメラになると思っています。
よね。
小型にできる点とか、連写とか、手ブレとか、防塵防滴とか。
43の強みは子供の写真とるのに最適なのに。
もっと家族の思い出を切り取るようなカメラ。
そんな写真に向いてることを謳えるボディが出たらいいなー。
お米
コンピテーショナル機能に拘るなら、いっそ振り切って静物メインのカメラ出して欲しいかな。
OM5ベースに、OM1mk2のコンピテーショナル機能を全て搭載して、でも被写体認識は人と動物のみとして差別化と、ネイチャー特化を前面に出したやつ出してくれませんか。
Viper
コンピュテーショナルフォトグラフィについて誤った理解がなされているようなので、補足いたします。
本来のコンピュテーショナルフォトグラフィは画像処理を施すことを前提として、撮影画像そのものは写真として破綻しているものをあえて撮ることで画像処理をやりやすくするものであり、AI画像処理とは別の概念です。
近年では画像処理をAIで行うものが多いですが、画像処理はAIである必要はありません。
例えば、HDR撮影では複数の露出設定で撮影しますが、撮影画像そのものは白とびや黒つぶれがあるためそのままでは使えませんが、画像処理で複数枚の撮影画像を統合することで1枚のHDR画像を得られます。
スナック
よくm4/3は「所詮フルサイズのトリミングにすぎない」と言われます。ただ、フルサイズでは重いボディとレンズでブレ易かったり(まあ最近はm4/3のレンズもサイズ的には大きいものもありますが)、手振れ補正が同じ段数でも実際の効きが弱かったり、十分絞り込む間もなく撮ったものは深度が浅すぎてAFポイントも少しずれていて、トリミングしても救えなかったり、高額なレンズでも片ボケをしていたり、素子が大きく全体の読み出しは時間がかかるので、コンピュテーショナルな写真では逆に不利だったり。理屈の上ではトリミングに過ぎないかもしれませんし、完璧に全ての条件がそろって完璧なオペレーションをした時はフルサイズが有利でも、実際にはそのようなことは稀で、結果だけを問題にするなら、超望遠や高速連写でなくてもm4/3の方がよい場合が仕事では多いんですよね。しかしそうしないから、AFなどで大騒ぎになってしまう。またコンピュテーショナルはAIとかCGの要素もあると言えばありますが、本物の情報量が圧倒的に多くなる。過去の学習から「この辺はこうなっているんだろう」と推測し補完するのとは違うはず。で、これもフルサイズが同じことをすれば追いつかれるか、といえば、全体の読み出しに時間がかかるので不利。かといってスマホではレンズの質が違う。今後処理が高速化し動体に対応していく場合も、フルサイズ~中判のコンピュテーショナルでは難しいでしょう。
いがぐり
「コンピュテーショナルフォトで画質面でフルサイズに追いつける」という論調には同意できませんね。
結局、合成処理(AIでもよいし、古典的画像処理でもよい)に食わせる元データの品質が良いほど、出来上がる出力も良いものになります。
そして、カメラのイメージセンサーで取得するデータの品質は、イメージセンサーのサイズが大きいほど良いです。
結局、同じだけの合成処理技術があれば、同じだけの画質の伸びになり、ラージフォーマットの方が画質面で有利なのは覆せません。
スナック
ラージフォーマットはm4/3に比べれば、全体の読み出し完了速度が余分にかかります。現在のフルサイズは画素数が多いものも多く、その後の処理量も膨大です。ソニーがフルサイズで対抗するにしても、1200万画素程度のグローバルシャッター、オンチップメモリ、という特別な仕掛けが必要になるでしょう。
またフルサイズ素子の読み出し速度が上がれば、それより小さなサイズのm4/3はさらに読み出し完了が速くなります。センサーメーカーがフルサイズを凌駕しないようにm4/3版を出し惜しむという手もありますが、スマホの巨大市場は無視できないので、結局コンピュテーショナル技術は発展していくでしょう。
手持ちハイレゾのようなコンピュテーショナル技術は、極小の時間間隔で複数枚撮影するので、光量も情報量も豊富になります。素子の面積の大きさで得られる光量やその他の情報を面積でなく時間で稼ぐわけです。
またどんなに素子が大きくてもベイヤーはベイヤーであるのに対し、コンピュテーショナルフォトでは異なるカラーフィルターを通過した本物の情報が入力されます。さらに、読み出しの際の熱ノイズも、センサーサイズの大きなフォーマットになるほど不利になるはずです。深度の浅さ、片ボケの目立ちやすさ、周辺画質、素子制御の容易さ等を考えると、ラージフォーマットのレンズを通ってくる情報の方が常に質が高いとは言えない気がします。
一定時間で素材のサンプリングがどれだけとれるかということを考えると、m4/3のコンピュテーショナルは光学的な意味の情報としても有利になりえます。動画や3D映像と同様、経時的に撮った画像を合成する技術がさらに進化していく中で、静止画でもラージフォーマットが有利とは断言できないのでは?
KT
再度コメント失礼いたします。
スナックさんの書かれていることは理論上納得できるものの、現時点のマイクロフォーサーズ勢の経営状況を見るかぎり実現不可能に近いと思います。OM-5にmicroUSB、8年前のセンサーを流用しなければならなかったくらいですから。
実際のところハードウェアで勝負するのは厳しいからソフトウェアで勝負したいという話で、その開発費用が潤沢ではないのも明白です。低迷気味だったニコンがZ 9やZ fで一気に息を吹き返したように、やはりまずは復活の狼煙となる革新的な製品の発表が必要だと思います。
Luminaire
OM-1を購入しました。
階調性を改善するためのHDR撮影が、これまでのE-M1ではメカシャッターで多重露出していたのが電子シャッターになりました。
処理能力向上と合わせてテンポが良くなりましたし、シャッターが戻る時間のロスもないため前世代比で被写体ブレも抑える事ができているかもしれません。
深度合成機能の便利さは最早言うまでもないですね。
JPEG出力のノイズ処理が大変優秀になったので、カメラが出力してくる合成済みJPEG画像の質も高まりました。
最近こちらのブログの記事が気になっており、露出を揃えた絞りブラケットの画像を合成することで疑似STFモードが実現できるそうです。
https://mikio.hatenablog.com/entry/2022/03/06/114733
手振れをIBISで補正して自動で合成までやってくれれば興味深い機能になってくれると思います。
スチルの一発撮りの性能ももちろんあったら良いのですが、より一眼カメラの用途を広げてくれるような画像処理で差別化を図るというのならば頑張って欲しいです。
ジェット
自らの弱みを強みに変える意味でも、
OMDS社としては力を入れたいんだと理解しました。
その一方で、基本性能の向上も忘れずお願いしたいところ。
画面上で被写体認識はしてるように見えて、
実際にはピントがズレているAFはホント困りものです。
yoshi
昆虫写真を撮っています。
昆虫写真家、海野先生のブログにあった記事です。
「キャノンのRF100-400mm F5.6-8は軽さと解像度の高さに舌を巻いた。10万円もしないレンズで、重さも700g程度とマイクロフォーサーズより軽いことにもびっくりした。OMやLumixにもこんな普及型レンズを出してもらいたいと思った。」
OMDSのレンズは本当に重いレンズが多いです。100-400のIS付き軽量バージョンが出たら購入したいです。
旧Olympus派
「OM-1のパフォーマンスを向上するファームウェアを提供したい」という我々の願いを理解してくれたようだ」とあります。
しかし、願っているのは顧客であって、OMDSの想いを顧客が満たすわけではないのです。一連のコメントもどこか顧客が置き去りで、目的がほとんど企業の内側になっていて言い訳のような感じがします。
小型軽量にしたって、フルサイズの800mmクラスには2kg前後のものもあり、トリミングしたり、APS-Cにつければ1200mmになります。標準域だともはや大差ないです。現状では、センサーサイズに見合うほどの圧倒的な軽量化にはなっていません。
一庶民がフルサイズと同じような大金をかけて、積極的にMark2に上げる気が起こりません。もう次はフルサイズにしようかなと思っております。
以前にも投稿しましたが、本当に残念でなりません。