オールドコンデジはZ世代だけでなく30代や40代にもブームに

Real Soundに、オールドコンデジブームについて秋葉原専門店への取材記事が掲載されています。

Z世代に「オールドコンデジ」なぜ流行? 秋葉原のカメラ専門店で聞いてみた

  • Z世代を中心に勢いを増している"オールドコンデジブーム"。その懐かしさを知らない世代の若者のあいだで、なぜかいまコンデジが流行している。流行の火種は、TikTokやInstagramといったSNSだ。

    今回は、オールドコンデジのコーナーを店内に設置している、中古カメラ専門店「2nd BASE」を訪ね、いまのコンデジブームについてどう感じているのか、現場の目線で語ってもらった。

    「設置した当初はそこまででもなかったんですけど、2023年の春くらいからどんどん売れ始めて、夏ごろからはこちらの在庫が追いつかないくらい売れ始めました。正直1年くらいでブームは収まると思っていたんですけど、むしろ勢いが増しているように感じています(店長の三村氏)」

    取材日はまだ在庫が揃っている方だったのだが、平日はほぼ店頭からなくなってしまうほどの人気ぶりだという。

    「探しに来る方は、高校生から20代の若い世代が多いですね。TikTokで情報をキャッチして来店する人が多いです」

    コンデジの行き着く先はSNSだと三村氏は語る。2020年ごろから再燃した『写ルンです』に比べ、現像代がかからず充電すれば何度でも使うことのできるデジカメは、若者の求める"手軽さ"にマッチしたのかもしれない。

    「最近は、音楽関係の方もコンデジを使う人が増えているように感じます。ミュージックビデオの回想シーンなど、要所であえてコンデジで撮った映像を挿入する、といった使い方をしているみたいですね」

    「また、Z世代だけではなく、最近は30代や40代の方もコンデジがブームになっていることを認知し始めています」

    コンデジは若者の世代を中心に流行しているが、徐々に上の世代や映像業界にまで浸透してきたようだ。その影響もあってか、流行っていることを聞きつけ、家に眠っていたコンデジを売りにくる人も増えてきたという。

 

Z世代の間でブームになっているオールドコンデジですが、現在は30代や40代などの上の世代やコンテンツを作成しているプロの間でも広がっているようです。フィルムカメラよりランニングコストや手間がかからないので、レトロな雰囲気を気軽に楽しみたい人に受けているのかもしれませんね。きっかけはどうであれ、カメラや写真に興味を持つ人が増えるのは写真界にとってはプラスになりそうです。