ソニーが「α9 III」のメジャーアップデートを実施

ソニーが「α9 III」のメジャーファームアップデートであるVer.2.00を公開しました。

ILCE-9M3 本体ソフトウェアアップデート Ver. 2.00

  • アップデート内容 ver.2.00

    1.撮影・再生機能の追加
    - カメラとパソコンを有線LANで接続し、リモートでカメラの電源をON/OFFできるようになりました。
    * ご利用にはRemote Camera Toolの最新バージョン(Ver.4.1.00以降)が必要です。
    - 撮影後、ショットマークの付いた動画フレームから自動的に静止画を作成できるようになりました。
    - すべてのドライブモード及びノイズ低減用撮影時に、絞り値がF1.8以上で最速1/80000秒までのシャッタースピードが使用できるようになりました。
    - メディア間でのリレー再生ができるようになりました。
    - メインカメラのシャッタータイミングと連動して複数のサブカメラのシャッターを切る連動レリーズ機能に対応しました。
    * ご利用にはRemote Camera Toolの最新バージョン(Ver.4.1.00以降)が必要です。
    - モニターとファインダーが消灯時、Remote Camera Toolの画面上でフォーカス枠が表示されるようになりました。
    * ご利用にはRemote Camera Toolの最新バージョン(Ver.4.1.00以降)が必要です。
    - 1つのフォルダー番号に記録できる画像が最大9,999枚になりました。
    - Wi-Fiの電波強度が表示されるようになりました。
    - C2PAフォーマットに対応しました。(ライセンスの提供時期は未定です)
    - 任意のカスタム・グリッドラインを表示できるようになりました。
    * 国や地域によってはサービスを提供していない場合があります。ご利用にはライセンスのインストールが必要です(有料)。


    2. FTP転送・ネットワーク機能の追加
    - カメラの画像を直接Creators' Cloudにアップロードできるようになりました。
    * 事前にCreators' Appで設定が必要です。詳しくはこちらをご覧ください。Creators' Appは最新のバージョン(Ver.2.3.1以降)にアップデートしてください。
    * 国や地域によってはサービスを提供していない場合があります。詳しくはこちらをご覧ください。
    - プロテクトした動画・静止画を自動でFTP転送予約できるようになりました。
    - FTP転送で転送した動画/静止画に自動でプロテクトができるようになりました。
    - FTP転送において、指定した画像を優先的に転送できるようになりました。
    - セキュアプロトコルにSFTPを追加しました。


    3.その他
    - 連続撮影中にまれに動作が不安定になる事象を改善しました。
    - 撮影したJPEG画像をカメラ内でトリミングすると色味が変わる場合がある事象を改善しました。
    - FTP転送で画像が正しく転送されない場合がある事象を改善しました。
    - 静止画を保存するフォルダー名の設定を変更したあと、バッテリーを取りはずすと初期値(MSDCF)に戻る事象を改善しました。
    - ネットワーク接続ができない場合がある事象を改善しました。
    - 電源のOFF/ONでタイムコードが保持されない場合がある事象を改善しました。
    - 機能と動作安定性の向上をおこないました。

 

発売からそれほど時間が経っていない機種のアップデートは、不具合の修正が中心のことが多いですが、今回のα9 IIIのアップデートは多くの新機能が盛り込まれたメジャーアップデートですね。内容はFTP転送関連やリモートコントロール、C2PA対応など、特に業務でカメラを使うプロに歓迎されそうなアップデートという印象です。