ニコン「Z6III」は素晴らしい高感度性能

Nikon Rumorsに、プロ写真家のゲスト投稿によるニコンZ6IIIのレビューが掲載されています。

Nikon Z6 III Review, Low Light, Autofocus, Real World Performance Analysis

  • この記事はシンガポールを拠点とするプロ写真家兼YouTuberZachary Laiの投稿によるものだ。

  • Z6IIIでZ8やZ9よりも優れているのはEVFで、このEVFは現在の市場にあるカメラでは最も明るく、P3の色域を誇り生き生きとした色再現を実現する。EVFのために(一眼レフから)ミラーレスカメラへの移行をためらっている場合は、このEVFの見え味の良さを一度確認してみるといいだろう。
  • モニタはバリアングルで、前方に向けられるので、Vlogや自撮りには便利だが、イベントや結婚式の撮影にはチルト式モニタの方が好みだ。スターライトビューと暖色表示の設定があることは、天体写真に興味がある人には朗報だろう。
  • AFはかなり暗い状況でも上手く機能する。(夜景のサンプル画像を)撮影した状況は本当に暗い場所だ。
  • 高感度性能:暗所の撮影ではZ6IIIは素晴らしい仕事をしていると思う。この状況(夜景のサンプルを撮影した状況)ではZ8よりも明らかに優れている。
  • エルゴノミクス:Z5、Z6、Z7とほぼ同じで、小型で持ちやすいが小指が握れるような大きさのボディの方が好みだ。古いLプレートが使えることを期待したが可動式モニタが邪魔になってしまう。

  • 結論:このカメラは誰のためのものなのだろうか? まだミラーレスカメラに移行していない人は、このカメラを真剣に検討するべきだと思う。EVFは明るく発色も素晴らしいので、OVFでないからと言って移行を躊躇しないで欲しい。
  • Z6IIIはZ8ほど高価ではないが、強力なフルサイズ機で、動画も劣っていない。イベントや結婚式を撮るカメラマンなら、高感度性能の向上を望んでない人はいないだろう。とは言え、私はバリアングルモニタがそれほど好みではなく、Z8とZ9のチルト式モニタの方が快適で使いやすいと思う。しかし、Z6IIIの価格は3899シンガポールドルなので、このカメラは間違いなく検討する価値があるだろう。

 

Z6IIIで投入された新しい576万ドットEVFは、高輝度で色再現も良く上位モデル以上という評価で出来はかなりよさそうですね。高感度性能は画素数が少ない分、やはり高画素機のZ8より優れているようで、低輝度に強いAFと相まって、暗所での撮影が多い人にはZ6IIIはZ8よりも魅力的な選択肢になりそうです。

バリアングルモニタに関しては賛否が分かれるところですが、動画にかなり力を入れているカメラなので、チルトだと動画では使いにくいという判断でしょうか。