リコーが過酷な現場に対応するコンパクトカメラ「G900 SE II」「G900 II」「G900 II 安心保証モデル」を正式に発表しました。
・「RICOH G900 II」・「RICOH G900 II 安心保証モデル」を新発売
- リコーイメージング株式会社は、雨や粉塵など建築や災害、医療などでの過酷な現場に必要な防水・防塵・耐衝撃・耐薬品性に対応し、「一般社団法人施工管理ソフトウェア産業協会 (J-COMSIA)」が提唱するデジタル小黒板連携機能・信憑性確認(改ざん検知機能)に準拠したコンパクトデジタルカメラ「RICOH G900 II」を発売する。
- 気密性の高いボディ構造を採用し、水深20mで連続2時間の水中使用に耐える高い防水性能(JIS保護等級8級、IPX8相当)を実現。
- レンズ前面に強化保護ガラス、要所にプロテクターを装備。過酷な現場環境下での本格使用に耐える2.1mからの耐落下衝撃性能やホコリに強い防塵性能(JIS保護等級6級、IP6X準拠)、マイナス10℃でも動作が可能な耐寒構造、100kgf(重量キログラム)までの重さに耐える耐荷重構造注3なども備えたタフネスモデルに仕上がっている。
- 新製品「RICOH G900SE II」は、「RICOH G900SE」(2019 年5月発売)の後継機で、同日に発表したデジタルカメラ「RICOH G900 II」の機能拡張モデルとして、主にリコーのOA機器販売ルートを通じて販売する。
- Bluetooth v3.0/v4.2 BLE(Bluetooth Low Energy)、無線LAN(IEEE802.11 a/b/g/n/ac 2.4/5GHz)を内蔵。パソコンだけでなく、スマートフォンや企業ネットワークへのワイヤレスで高速なデータ送信が幅広く可能。
- セキュリティを強化したEnterprise Wi-Fiに対応しています。また、WPS(Wi-Fi Protected Setup)にも対応し、無線LANの接続設定を簡単に行うことができる。
- 近距離無線通信NFCカード(Felica、Mifare、ISO1443 Type A/Bの非接触ICカード)に対応。例えばNFCカードをカメラ本体にかざすことで、カメラロック機能の施錠、解除が可能。
- 企業内ネットワークで複数台を使用する場合、一台一台のファームウェアバージョンアップやカメラのメニュー設定、カメラメモのリストファイルをネットワーク内のサーバーにセットアップすることで、複数台を一括で自動設定できる。
- カメラ動作」「メニュー選択」「内蔵メモリー再生」「USB接続」「SDWOカード使用」、「WEBサーバーアクセス」などの項目から、複数選んでロックをかけることで操作制限がおこなえる。
- カメラの管理者と使用者がそれぞれ操作制限を加えたい項目に対し、パスワードを設定することができる。
リコーが業務用のタフカメラ「G900II」とセキュリティ強化モデルの「G900II SE」を発表しました。リコーのタフカメラではコンシューマー用のWGシリーズが人気ですが、業務用のGシリーズも長く続いているので結構需要があるようですね。
G900II / G900SEII の基本的なデザインはWGシリーズと共通のようですが、改ざん検知機能やネットワーク機能、高度なセキュリティ機能等が必要な場合はこちらを選択することになりそうです。
Nanigashi300
RICOHの業務用タフカメラはほぼ家電量販店の店頭には顔を出しませんが、きちんと技術の積み重ねがあって、かなり良いモノづくりを貫いている印象です。
このシリーズは主に過酷な工事現場や化学薬品を多様するような技術職で確実な記録が必要な場合に役立つものですが、単に「ゾウが踏んでも大丈夫」というような筐体が硬いだけのカメラではなく、高いセキュリティなどのソフトウェアでも“タフ”な仕様に仕上がっていて、この「最新鋭の業務用タフカメラ」という分野でRICOHの独壇場だとも言えます。
RICOHのカメラ部門は、どれを見てもかなり尖っていますが、いずれもニッチなニーズによく刺さるものです。
余談ですけど、このタフカメラのノウハウを活かして、次世代のGRには防塵防滴を搭載できないものでしょうか‥‥‥(やはり甚しく難しい課題だとも想像してはいます)
kmz
最近は現場もDXが進み、写真を簡単にネットワークに揚げられる機能が重要になっていますし、NFC認識は社員証を想定したものでしょうが職場の共用カメラのニーズをよく捉えたものですね。
オフィスに身近なリコーさんらしいなと思いました。
キテン
このシリーはタフで、アウトドアで安心して使えるので重宝しています。