DigitalCameraWorldで、日経新聞の2023年のデジタルカメラ世界シェアに関するデータが紹介されています。
・Canon sold 66% more cameras than Sony last year (but its lead is slipping)
- 日本の最新の業界のデータによると、2023年に販売されたカメラはキヤノンとソニーで4分の3を占めていた。キヤノンは依然としてデジタルカメラで大差をつけて最大手だが、そのリードは徐々に減少している。
昨年、キヤノンは世界売上高の46.5%を占め、ソニーは27.9%だった。これは、主要製品の年間市場シェアを発表している日経新聞の「世界シェア調査」によるものだ。
デジタルカメラ 2023年のシェアトップ5(カッコ内は前年からの増減)
- キヤノン 46.5%(0.0)
- ソニー 27.9%(+1.7)
- ニコン 11.3%(-0.4)
- 富士フイルム 6.0%(+0.2)
- パナソニック 3.6%(-0.5)
- OMデジタル 2.5%
- リコー/ペンタックス 0.8%
最新のデータによると、キヤノンは最も近いライバル(ソニー)よりも66%多くカメラを販売しているが、ソニーも徐々に追い上げている。キヤノンのシェアは昨年とまったく同じ(46.5%)だが、ソニーのシェアは26.1%から現在の27.9%に増加している(売上高は7%増加)。一方でニコンのシェアは12か月間で減少し、前回の11.7%から11.3%にまで減少した。
富士フイルムはわずかにシェアを増して6%となり、パナソニックは前年の4.2%から3.6%に減少したが5位を維持した。販売されたカメラの95%以上は、これら5つの日本企業によって製造されている。
デジタルカメラの世界シェアは引き続きキヤノンが大差でトップですが、2位のソニーがじわじわと差を縮めているようですね。ニコンはシェアを追わない戦略に転換しましたが、それがシェアにも現れているという印象です。
富士フイルムは6%と徐々に存在感を増してきていますね。パナソニックはここ1年で結構シェアを減らしているのが気になるところです。
KT
レンズ交換機のシェアなのでしょうか。日本で大人気なKodakなどのコンデジも込み?GoProやDJIの得意とするアクションカメラは除外?など、いまいちよく分からない集計ではありますが。0.8%のリコペンまで含めると日本のカメラメーカーだけで98.6%のシェアというのは凄まじいものがありますね。
残り1.4%はライカ、ハッセルブラッドなのか。それともそこにKodakやDJIまで含むのか。そのあたりが知りたいです。
KA
日経の『点検 世界シェア71品目』は、テクノ・システム・リサーチの
『デジタルスチルカメラ市場のマーケティング分析』を元にしています。
分析対象は、コンパクトデジカメ、一眼レフカメラ、ミラーレスカメラなので、
ここに分類されないもの(アクションカメラ・シネマカメラ)は入りません。
また、コンデジ・一眼レフ・ミラーレスがごっちゃになったシェアなのも注意が必要です。
個別で見たい場合は、東洋経済の『業界地図』を見るとよいです。
hui
撮影のジャンルによってはニコンとソニーが逆のケースもありますね。
撮影層が厚い風景写真はキヤノンが多い印象です。
スタジオ撮影はフジの増加を感じてます。
タロウカジャ
ニコンの開発販売方針が良いのか、キャノン方式が良いのかは会社の規模と業績によるでしょうが、ニコンはもう少し一般向けの製品にも力を入れられてはと思う次第です。
なぜかと申しますとオーディオ界で高級品に特化して業績を伸ばそうとされた会社の何社が残っていますか、結局オーディオ界の需要の衰退で他の製品に転身を図ったがうまく行かなかったようです。
スマホと張り合う時代は終わっています、具体的にはAPS-Cミラーレス一眼とそのレンズ群に入門をし易い製品仮称Z50Jr.と併せて高性能機仮称Z70を登場させて頂きたい。
期待をしております。
まさる
世界シェア95%が日本メーカーなんですね、それは為替が響くわけですね。
rocky
お花畑などの撮影スポットでは、ひと昔前はCanonの一眼レフを本当によく見かけたものでした。最近はスマホがもちろん多いですが、Sonyや Nikonなどを見かける事が増えてきてCanonは減ったなあという印象を持っています。海外ではCanonがまだまだ圧倒的なんですね。
カルマ
ミラーレス機だけだと
2023年はキヤノン41.2%、ソニー32.1%、ニコン13.2%、フジ8%その他5.5%の様です。
2022年はキヤノン38.9%、ソニー31.6%、ニコン13.4%、フジ9.1%、その他7%、
2021年はキヤノン32.1%、ソニー38.5%、ニコン8%、フジ11%、その他10.4%だった模様。
キヤノンのシェアが大幅に増え、ソニーは微増、ニコンは微減、フジは減、その他は大幅減となっています。
ぽにょ
この前の中国のシェアと若干違いますが、概ね近い感じですね。
各社切磋琢磨して欲しいですが、これ以上値上がりしたら次は買えなくなりそうで心配です。
masa
シェア=売上高ではないので、そっちのほうも気になりますね。
あと、パナソニックの内訳が知りたいです(Lとm4/3)
EBC
富士フイルムは年間を通して全品目と言っていいほどの品薄状態でしたがシェアは微増しているんですね
売り渋りで値段の釣り上げなんて穿った見方もありましたがふたを開けてみればなんともびっくりです
カルマ
masa様
元ネタの業界地図には金額ベースと台数ベースの順位が掲載されているはずなので、業界地図を見ていただくと良いかと思います。
あと、パナソニックのLマウントとM4/3の割合は不明ですが、レンズマウントのシェアを見る限り、かなり低いと思います。2023年についてはパナソニックとOMDの差程度がLマウント分と見るのが妥当かと思います。
ZAE
Canonはファッション雑誌などのプロカメラマンがよく使っていて
そして大衆向けの機種も豊富
Nikonは報道向けのプロ機種とデザインもその派生
そんな印象はありますね
Tom
国別のシェアのデータも見てみたいですね。
以前の記事でCanonは中国で強いと書いてありました。
中国は人口もGDPも高いので、カメラの需要も世界1位、2位かもしれません。
そこに強いCanonが多いのかも知れませんね。そこで、日本や欧米のシェアは比率が違うかも知れませんね。
KISS Rを待ちながら
コンデジの多くがディスコンとなりミラーレスも国内専門店での苦戦が伝えられるキヤノン、世界で売れてる機種が気になります(やはりR6mk2なのか、それともKISS Mシリーズからの置き換えでR50/R100あたりか)
イニシア
SONY FX3/30 は入っているのでしょうか。
気になります。
朔
久しぶりにランキングにリコペン入ってるの見たけどシェアここまで下がったか。。。
wow
一応の補足として。
この調査のデジカメ・ビデオカメラ部門の参考データはCIPAとJEITAのものです。このうちデジカメはCIPAのデータが基になると思われます。
CIPAのデジタルスチルカメラの統計参加メンバーは9社(OMDS、カールツァイス、キヤノン、シグマ、ソニー、ニコン、パナソニック、富士フイルム、リコー)です。一眼はともかくコンデジについては、実際の世界情勢はかなり違うかもしれませんね。