シグマは今後もカメラの開発を続けていく

LensvidのYouTubeチャンネルで、シグマの山木和人社長のインタビュー動画が公開されています。

Sigma CEO Interview(found via SonyAlphaRumors

  • (IBC2024で展示された28-45mm T2 Cineレンズについて)
    このレンズは「コンセプトモデル」として発表されており、製品化はまだ決定していない。展示の目的は顧客からのフィードバックを得ることで、それに基づいて製品化するかどうか判断する予定だ。このレンズは、スチル用の28-45mm F1.8と同じ光学系を採用している。最終的なスペックはまだ決定しておらず、さらなる調整が必要だ。

  • (28-105mm F2.8 DG DN Artレンズについて)
    軽量コンパクトに設計されている。手ブレ補正機能を搭載しなかったのはレンズが大きく重くなるためで、カメラ本体の手ブレ補正機能が優れているため、レンズ側の手ブレ補正が必ずしも必要ではないと判断した。

  • (カメラ事業とFoveonセンサーについて)
    創業者である父の夢を引き継ぎカメラメーカーとしての地位を確立したい。今後もカメラの開発を続ける予定だ。シグマのカメラには根強いファンがおり、その顧客に対して製品を提供し続ける。フォベオンセンサーの開発も続けられており、技術的な課題を克服しながら新しい設計を進めている。しかし、具体的な発売時期についてはまだ公表できる段階ではない。

  • (カメラ市場の現状と将来展望について)
    カメラ市場は2013年以降縮小傾向にあったが2021年から2022年にかけて底を打っており、現在は安定している。市場の将来はメーカーのイノベーション次第であり、革新的な製品を生み出すことで市場の成長を促進できる可能性がある。また、若い世代のプロフェッショナルユーザーの増加が市場の活性化につながると期待している。

 

シグマはここしばらく新型カメラを発表していませんが、「カメラは創業者の夢であり今後も開発を続けていく」と述べられているので、シグマの新型カメラを待っている方は一安心ですね。Foveonに関しては開発は進んでいるようですが、具体的な時期については公表できないということで、まだかなり時間がかかる可能性が高そうです。