キヤノン「EOS R1」のAFは予想を大きく上回る驚きの性能

価格.comマガジンにキヤノン「EOS R1」の動体撮影の実写レビューが掲載されています。

キヤノン「EOS R1」の驚異的な動体撮影性能をレビュー! 100万円の価値はあるか?

  • 「EOS R1」で動体撮影を試してみて特に驚かされたのがAFだ。スペックを見るだけでもかなりの進化がうかがえるのだが、実際の性能は試用前の予想を大きく上回るものであった。
  • ひと言で言うと「トラッキング性能が半端ない!」。被写体の検出・追尾能力がとにかく高いのだ。今回、ダンス踊る人物、不規則に動く野鳥、高速で移動する飛行機といった動体を撮影してみたが、これまでには体験したことがない感覚でAF撮影が行えた。
  • 「EOS R1」は、少なくとも人物、野鳥、飛行機を撮るうえで「追えないものはない」といっても過言ではないくらいの性能を発揮してくれた。「RF200-800mm F6.3-9 IS USM」をメインに使用して計2万枚ほどシャッターを切ったが、設定・操作ミスによる失敗カットを除けば、ピントが外れた写真を探すほうが難しいくらいだった。
  • 筆者は、これまで、キヤノンのフルサイズミラーレスでは「EOS R3」や「EOS R5」など使用した経験があり、そのたびにAF性能に驚かされてきたのだが、「EOS R1」ではそれらの機種を使ったとき以上の感動があった。まさにフラッグシップの仕上がりだ。
  • 電子シャッター時に発生するローリングシャッター歪みも大幅に低減している。今回、上空を高速に移動する飛行機を追尾しながら(動きに対してレンズを素早く振りながら)連写してみたが、気になるような歪みは一切出なかった。うたい文句どおり、メカシャッターと同等に使えると言ってよいだろう。
  • AFに匹敵するくらい感動したのが電子ビューファインダー(EVF)だ。高解像度で視野が広いため奥行き感を感じられるのがポイントで、ライブビュー映像への没入感が非常に高い。このEVFを覗きながらのブラックアウトフリーでの連写撮影の心地よさは、少なくとも「EOS Rシリーズ」の他モデルでは得られないものだ。
  • 製品発表時に約100万円というプライスを見たときは、昨今の経済状況を加味しても「少し高い」という印象を持った。しかし、実際に使ってみて最初の印象は大きく変わり、性能を考慮すると「100万円は妥当」と思うようになった。圧倒的なAF性能、持続性にすぐれた超高速連写、明るくてクリアなEVF。これらを駆使した動体撮影は、ほかのカメラでは得られないような体験であった。

 

EOS R1のAFは最新のフラッグシップ機だけあって極めて優秀なようで、「ピントが外れた写真を探すほうが難しいくらい」とまで述べられているのはすごいですね。ファインダーも他のEOS Rでは得られない心地よさということで、動体で最高の撮影体験ができそうです。価格は100万円超えなので簡単に入手できるカメラではありませんが、EOS R1は動体撮影メインのハイアマやプロの有力候補になるのは間違いなさそうです。