中国でCCDコンパクトカメラがブームに

AFPBB Newsに、中国の中古CCDカメラブームに関する記事が掲載されています。

コンパクトカメラ、中国の若者の間で人気再燃 日常の記録に愛用

  • 十数年前に歴史の舞台から姿を消したCCDカメラが今、中国の若者の間で日常を記録するツールとして人気を呼び、1台当たりの値段が千元(1元=約21円)からそれ以上に跳ね上がっている。

    「価格は10倍以上になった。周りの友達も皆、買っている」。広東省深圳市で働く1990年代生まれの女性、唐(とう)さんは、生まれて初めて買ったカメラがキヤノンのCCDコンパクトカメラだったという。

    中国のソーシャルメディアには、中古のCCDカメラを手に入れたという投稿にあふれている。

    あるCCD専門店の店主は、多くの若者がカメラ選びのためわざわざ来店していると述べ、「多いときは月に100台以上売れる。高いものは2千元前後、300~400元のものもある」と市場の好調ぶりを紹介した。

    CCDコンパクトカメラは味のある写真が撮影でき、持ち運びが容易で日常を記録するのに便利な点が若者、特に学生を引き付けている。

 

日本でもZ世代の間でオールドコンデジや低価格コンデジがブームになっていますが、中国では同じオールドコンデジでもCCDセンサー限定でブームになっているのが面白いところです。CCDは確かにCMOSとは異なる艶のある描写で、「味のある写真が撮影できる」と感じるのかもしれませんね。

CCDオールドコンデジの価格は中国では以前の10倍以上になっているということなので、今は一昔前のように、ワゴンに積まれた古いコンパクトカメラを二束三文で購入して気軽に楽しむというわけにはいかなそうです。