キヤノン「EOS R6 Mark III」にはチルト&バリアングルの有機ELモニタが採用される?

Canon Rumorsに、キヤノンEOS R6 Mark III に関する噂の続報が掲載されています。

The Canon EOS R6 Mark III will be good, but not revolutionary

  • EOS R6 Mark III に関するより確信を持てる情報を入手した。驚きはないと思うが、R6 Mark III は現行モデルを根本から変えるような革新的な製品にはならない。いくつかの弱点が修正され、少なくとも2つの初めての機能が搭載されるだろう。

    キヤノンはパナソニックやソニーが採用しているのと同じような新しいバリアングル/チルトモニタを導入する。つまり、上下のチルトだけでなく、開いて回転させることができる。これはブイロガーと写真家の双方にとって最高にメリットがあるだろう。

    このモニタがR5 Mark II やR1に搭載されていないのはなぜだろうか? これは可動部の信頼性をキヤノンが心配しているとしか考えられない。あるいは市場調査でスチルの写真家はモニタよりも優れたEVFを使用する傾向があることが判明したのかもしれない。これは単なる仮説で、確かなことは分からない。

    2つ目の新技術はキヤノンが液晶の代わりに背面のモニタに有機ELを採用することだ。ニコン、ソニー、富士フイルムはこれまで様々なカメラに有機ELのモニタを採用してきた。

    その他のEOS R6 Mark IIIの仕様に関しては、既に述べたものから変わっておらず、2400万画素積層型センサー、連写は電子シャッターで30コマ/秒、DIGICアクセラレータ、CFexpress TypeBスロットとSDカードスロット、LP-E6Pだ。古いバッテリーとの互換性については何も情報がない。

    視線入力は搭載されないが、EVFの解像度は向上すると予想されている。動画に関してはいつものように漸進的なアップグレードになるが、側面にフルサイズのHDMI端子が搭載されるのは嬉しいニュースだろう。

    冷却に関してもいくつか変更が加えられるが、EOS R5 Mark IIと同じクーリング用のグリップシステムが採用されるかどうかは確認できていない。また、C-Log2には期待できないだろう。C-Log1に関しては不明だ。

 

EOS R6 Mark III は革新的なモデルチェンジにはならないと述べられていますが、積層型センサーとDIGICアクセラレータの採用に加えてチルト&バリアングルモニタやCFexpressカードスロットなどが採用されれば、現行モデルからかなり大幅なアップグレードと言ってよさそうです。

ただ、ミドルクラスモデルのEOS R6 Mark IIIがこれだけ盛りだくさんの内容になると、価格が高くなってしまうのが少々心配ですね。