「PENTAX Q」は素晴らしい小型カメラだがもっと大型のセンサーを使うべきだった

Robin Wong氏のYouTubeチャンネルでPENTAX Qのレビュー動画が公開されています。

PENTAX Q - What A Missed Opportunity!

  • PENTAX Qは小型軽量のミニマルデザインで、一部ではおもちゃのようと言われているものの、小型でありながら高品質なカメラだ。ボディは金属製で非常に頑丈で、小さいながらも手に持った際に安心感があり、最高品質のミラーレスの1つだ。
  • 画質は小型センサーの限界で、解像度、ダイナミックレンジ、高感度性能は低い。ISO400でもノイズが目立つ。
  • AFは遅く信頼性に欠け、ストリート写真では重要な瞬間を逃すことがあり、実用性にはやや難がある。
  • m4/3やAPS-C機と比べると画質や汎用性で明確な差がでる。
  • キットレンズの8.5mm F1.9の単焦点は明るくシャープで優れた描写性能だ。
  • 正直に言って、このPENTAX Qを誰かに勧めるのは非常に難しい。たとえ中古市場で非常に安い価格で見つかったとしてもだ。現在、市場にはレンズ交換式ミラーレスカメラシステムにおいて、はるかに優れた選択肢がたくさんある。過去10年間のマイクロフォーサーズ、ソニー、ニコン、キヤノンのどれを選んでも、より大きなイメージセンサーを持っているため、はるかに良い結果を出すことだろう。これは物理法則であり、逆らうことはできない。
  • PENTAXは素晴らしい小型カメラを作り出したと思う。PENTAX Qは見事なデザインで、非常に頑丈で、手に持った感触もとても良いです。このカメラには多くの可能性があったと思うが、小さなイメージセンサーによってその可能性が制限されており、これは理解し難いことだ。PENTAXが大きなセンサーを使うことができないわけではないので、1インチセンサーを搭載することも、あるいはマイクロフォーサーズに参加することさえできたはずだ。そうなれば業界にとって革新的だったろうし、PENTAXがm4/3の世界で何ができるか非常に興味深いものだったことだろう。もしかしたら、m4/3が今頃世界を支配していたかもしれない。しかし、失われたチャンスについて話しても、過去は過去だ。

 

ここではPENTAX Qはデザインは素晴らしいものの小型センサーの制約で上手くいかななったと評されていますが、今は画質があまり良くないコンパクトカメラが逆にエモい写真が撮れるということで若い世代に人気になったりするので、小型センサー機のPENTAX Qも今なら売り方によってはうけた可能性もあるかもしれませんね。