デジタルカメラの2024年の出荷額は23年比15%増で15年以来の水準に回復

日経新聞にCIPAのデータをもとにしたデジタルカメラの出荷状況に関する記事が掲載されています。

デジカメ世界出荷が回復 昨年15%増8247億円

  • ミラーレス一眼などデジタルカメラの世界出荷額が2024年に9年ぶりの水準に回復した。けん引役は中国の若いZ世代によるSNSに投稿する「映え」需要だ。スマートフォンのカメラでは満足しきれない若年層が高機能品を購入する。
  • カメラ映像機器工業会(CIPA)が3日に発表した24年のデジカメの世界出荷額は23年比15%増の8247億円だった。プラスは4年連続で、15年(8854億円)以来の水準となった。
  • カメラの高機能化は製品単価を押し上げる。世界市場の平均単価は24年に約9万7000円と、10年で4倍に上昇した。スマホにはない性能を示すことで、高価格帯を中心に市場の縮小傾向に歯止めをかけた格好だ。

 

デジカメの出荷額は4年連続プラスで、コロナ禍が終わってからは順調に回復しているようですね。2024年の出荷額は2015年と同水準ということなので、2000年代の全盛期に比べればまだまだ低い値ですが、大底の2020年から見ればかなり回復してきているようです。

デジカメ市場回復の原動力となっているのは中国のZ世代のようで、今後はこの世代向けのカメラも増えていくかもしれませんね。