日経新聞にCIPAのデータをもとにしたデジタルカメラの出荷状況に関する記事が掲載されています。
- ミラーレス一眼などデジタルカメラの世界出荷額が2024年に9年ぶりの水準に回復した。けん引役は中国の若いZ世代によるSNSに投稿する「映え」需要だ。スマートフォンのカメラでは満足しきれない若年層が高機能品を購入する。
- カメラ映像機器工業会(CIPA)が3日に発表した24年のデジカメの世界出荷額は23年比15%増の8247億円だった。プラスは4年連続で、15年(8854億円)以来の水準となった。
- カメラの高機能化は製品単価を押し上げる。世界市場の平均単価は24年に約9万7000円と、10年で4倍に上昇した。スマホにはない性能を示すことで、高価格帯を中心に市場の縮小傾向に歯止めをかけた格好だ。
デジカメの出荷額は4年連続プラスで、コロナ禍が終わってからは順調に回復しているようですね。2024年の出荷額は2015年と同水準ということなので、2000年代の全盛期に比べればまだまだ低い値ですが、大底の2020年から見ればかなり回復してきているようです。
デジカメ市場回復の原動力となっているのは中国のZ世代のようで、今後はこの世代向けのカメラも増えていくかもしれませんね。
ササさん
地元の浜にたくさんの若い中国人が来てます
かなりの確率でNikonや富士フイルムの高いカメラを、首から下げてますよ!
ドラネコ
日本じゃ、ここ30年給与はジリ貧で価格が10倍なら国内で売れないのは当然ですね。販売台数ですが、フルサイズの高級システムから、2万円前後の格安コンデジまであるので出荷台数だけでは評価出来ないのではないでしょうか。
フィルム派理子派
同じ世代でも国内のZ世代は報われない社会保険料高に着実に上がる税金、そこに追い打ちをかける急激な物価高と、実質所得が低すぎてカメラ買うどころじゃないですよね。お膝元なのに寂しい状況です。せめて(国内的な)低価格帯のカメラが増えるのを期待するばかりです。
doracame
出荷額という観点からは、高価格帯の機種の寄与するところは大きいでしょう。しかし、カメラ業界全体の盛衰を考えるとすると、このところ活気づく傾向の見える高性能コンパクトカメラの動向は無視できないように思います。ビギナーにも、プロやハイアマチュアにも現在の状況は、高性能コンパクトを充実させる意味は十分にあるように思います。カメラーメーカーにこだわりは特にありませんが、かつての方向性を振り返ると、PanasonicさんとFujifilmさんに頑張ってほしいです。条件としてはEVFがないと,スチルには使う気になれません。個人的にかめらのSDGSを考えるとこうなります。
sodai
カメラ撮影を趣味とするユーザーにとっても、
メーカーにとっても明るい話題ですね。
ただし価格が上がりすぎると購入意欲がそがれます。
ミラーレスのボディであれば、15万円以内のものを
いろいろと揃えて欲しいものです。
HiT
低価格のコンデジに関しては、CIPAが集計していないコダックやトキナーや数多の新興メーカーがカバーしているんじゃないでしょうか。特にコダックはBCN年間でも連続して2位です。
rocky
ほんの数年前まで、撮影はスマホで充分とか、スマホの画質は一眼カメラをもうすぐ追い越すとか言った記事をよく目にしましたが、最近あまり見なくなりましたね。実際、一般的なスナップ写真ならスマホでも充分でしょうが、やはり色々な面でデジタルカメラが見直されて来たという事でしょうか。
Tom
テレビ、PC、携帯電話、半導体と日本のエレクトロニクスはどれも衰退してしまい、
今やEVカーで車も脅かされそうです。
その中唯一世界をリードできているのは高級カメラ。日本のハイテクの牙城を頑張って守ってほしいです。
グロンタイループ
高額化していますが世界は極端な円安が関係ないし30年間の経済低迷もないですからね。