ニコンの2025年3Qの決算は78.3%の大幅な減益

ニコンが、2025年3月期第3四半期の決算を発表しています。

ニコン、4-12月期(3Q累計)最終が75%減益で着地・10-12月期も78%減益(Kabtan)

  • ニコンの25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比74.9%減の62.6億円に大きく落ち込み、通期計画の160億円に対する進捗率は39.1%にとどまり、5年平均の129.7%も下回った。

    会社側が発表した第3四半期累計の実績と通期計画に基づいて、当社が試算した1-3月期(4Q)の連結最終利益は前年同期比28.2%増の97.3億円に伸びる計算になる。

    直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結最終利益は前年同期比78.3%減の32.9億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の10.5%→1.3%に急低下した。

決算短信・決算説明会資料(ニコン公式サイト)

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ニコンの第3四半期の決算は大幅な減益で、これは精機事業やコンポーネント事業の減収が影響しているようですが、一方で、映像事業はZ6IIIやZ50IIの販売増や円安の影響で増収増益となっており、通期見通しは前回予想から据え置きで「売上収益・販売台数ともに順調に拡大」と述べられており悪くはないようです。