SIGMA BFの「BF」は岡倉天心の言葉「美しい愚かさ(Beautiful Foolishness)」の略

PetaPixelで、昨日発表された「SIGMA BF」に関するシグマ山木和人社長のコメントが紹介されています。

The Sigma BF Stands for 'Beautiful Foolishness'

  • SIGMA BFはフィルムの時代からのカメラデザインのトレンドに逆らうもので、完全に再設計されたユーザーインターフェイスで、3 つのボタン、ダイヤル、シャッターボタンのみで操作する。同社によれば、これは7時間かけて1つのアルミニウムの塊から削り出した世界初の真のユニボディ設計のカメラだということだ。

    このカメラの名称は、山木氏とシグマ社がこの新しいカメラをどう見ているか、そして他の人たちにどう見てもらいたいかを示しているようだ。

    山木氏は「BFは美しい愚かさの略だ」「これは日本の研究者、岡倉天心が執筆した『茶の本』という古い本から引用したフレーズだ。天心は茶道を通じて日本文化の精神を伝えようとした」「この本の中で彼は一杯のお茶を飲みながらその時間と美しい愚かさを楽しもうと言っている。だから、このカメラは日常使うためのものだ。日常生活は喜びと心地よいリラックスした時間で満ちており、彼はそれを美しい愚かさと呼んでいる」

    山木氏は、不要で過度に複雑な古い設計要素に縛られることなく、できるだけ簡単に使用できるようにカメラを設計したと述べており、「このカメラが時代を超えた価値を持つことを願っている」と彼は付け加えている。

 

SIGMA BFの名前の由来から、SIGMA BFは心地よいリラックスした日常の撮影の時間を楽しむカメラというコンセプトで作られたカメラのようですね。他にはない美しいユニティボディとシンプルな操作性が今後どのように評価されるのか、注目したいところです。