OMDSはフルサイズカメラを作るべき

43rumors / SARのYouTubeチャンネルで、OMDS(OM SYSTEM)のこれまでの噂やインタビューの内容のまとめと、今後の方針に関する意見の動画が公開されています。

This is the future of OM Digital: new PEN, new High Res sensor, and why not a new L-mount FF camera?

  • OMデジタルの現状と展望
    - 注目度は他社(Sony、Canon、Nikon、Fujifilmなど)に比べて低下している
    - 初の完全自社開発カメラOM-3が登場。性能は良好だが、価格が高く売上に影響している可能性がある

  • 6つの注目ポイント

    1. 新望遠ズームが登場する予定
    - ロードマップに掲載された新レンズ(おそらく50-150mm)
    - 開放F値は不明だが、F2.8、あるいはF2.0の可能性も
    - 高価になる見込みだが、開発は完了済みで近日中に登場予定

    2. 新製品群の展開
    - OM-3に続いて自社開発による新しいカメラやレンズが登場予定
    - いくつかの明るい単焦点レンズ(F1.4程度?)も開発中
    - カメラについては2機種のうち1つは予想外のモデルになりそうとのこと

    3. フィルムカメラは作らない方針
    - PENTAXがフィルムカメラを出して注目を集めたが、OMDSはリソース不足のため参入予定はなし

    4. 高級コンパクトカメラも計画なし
    - リコーGRや富士フイルムX100シリーズのようなプレミアムコンパクト機の計画はない
    - 現在の防塵防滴のタフカメラ路線は継続

    5. PENシリーズの可能性
    - 新しいPEN(PEN-F2やPEN E-P8など)の要望が多いのは把握している
    - ただし、現時点で開発は具体的には進んでおらず、すぐには登場しない見込み

    6. 高画素センサー機の導入は未定
    - 現在のOM機は2000万画素止まりで野鳥撮影などクロップ前提の用途では高画素が求められるが、現時点で優先度は低い
    - ソニーやサムスンの高画素マイクロフォーサーズセンサーの採用も可能性はあるが、OMデジタルとしては急いでいない様子だ

  • 個人の意見:OMDSがLマウントシステムに参加し、フルサイズカメラを作るべきだと思う。これはマイクロフォーサーズを放棄するという意味ではなく、むしろその逆だ。成功すれば、OMDSが経済的により持続可能になり、マイクロフォーサーズの存続にもつながると思う。

    両足をマイクロフォーサーズとフルサイズの両方に置くことで、成功と失敗のバランスを取れるし、長期的に見れば平均して会社として持続可能になるはずだ。

    個人的には、パナソニックGM1を持っていてすごく気に入っている。だからm4/3システムには続いてほしいと思ってる。素晴らしいレンズもあるし、ストリートフォトには完璧なサイズだ。GM1はパンケーキレンズをつければいつでも持ち歩ける。これはフルサイズではできないことだから、そこに価値がある。

    だから私はOMデジタルに、OM-3のようなカメラを今後も作ってほしいと思っている。でももっと手ごろな価格で出してほしいし、それだけではなく、フルサイズのLマウントカメラとか、固定レンズのコンパクト機みたいな、少し変わったカメラにも挑戦してほしい。

 

記事の「6つの注目ポイント」は噂やインタビュー記事のまとめで既出の情報がほとんどですが、新ズームのスペックが50-150mmでF2.8(またはF2)と述べられているのが気になるところです。

最後に「個人の意見」として、フルサイズへの参入が提言されていますが、現在のOMDSの新製品発売のペースを考えると、フルサイズに参入するとm4/3とどっちつかずの状態になって、フルサイズもm4/3も共倒れになる恐れがあるような気がしますがどうでしょうかね。とは言え、フルサイズのズイコーレンズは見てみたい気がします。