「EOS R5 Mark II」のファームウェアver.1.03でAFに問題が発生?

Canon Rumorsに、EOS R5 Mark II の最新のファームウェアをインストールするとAFの挙動がおかしくなるという記事が掲載されています。

Is Your Canon EOS R5 Mark II Autofocus Affected by the Latest Firmware?

  • Canon EOS R5 Mark IIはファームウェア1.0.0では、AFは驚くほど速く、機敏で、自信に満ち、正確だった。被写体の追尾性能は、これまで使ったどのカメラよりも優れていた。しかし、ファームウェア1.0.3にアップデートした後、何かが悪方向に変わってしまった。

    アップデート後、AFが不安定になった。被写体を認識してもピントが合わず、そのまま動かなくなることがあった。また、シングルポイントAFを選択していても被写体以外の場所(背景や前景、あるいはその中間のどこか)にピントが合うこともあった。

    このアップデートでは、「特定のズーム範囲でAFを使用した際に、AFが正常に機能しない可能性がある問題を修正した」という説明が添えられている。つまり、キヤノンはAFの挙動の一部に対処していたことは明らかだ。しかし、ファームウェアのアップデートではよくあることだが、ある問題を修正すると、別の問題が発生することもある。

    ファームウェア1.0.3が原因だと確信しているのかと疑問に思うかもしれないが、実は、アップグレード直後にEOS R5 Mark IIを修理に出し、キヤノンから貸し出し用のカメラを送ってもらい、届いたカメラのファームウェアは1.0.2だった。

    すぐに外に出て試してみたところ、AFは雲泥の差だった。AFは再び高速で的確になった。被写体が木や柵の後ろなど部分的に隠れている場合でも、RF100-500mmは素晴らしく追尾した。

    これは私だけに起きたことではない。私のYouTubeチャンネルの視聴者からも、ファームウェア1.0.3にアップデートした後に、同様のAFの問題が報告されている。

    聞いたところによると、キヤノンはこの問題を認識しているようで、これは朗報だ。修正プログラムが間もなくリリースされる可能性が高いということだから。それまでは、ファームウェア1.0.0、1.0.1、または1.0.2を使っている方は、アップデートを控えることをお勧めする。

    もう一つ注意点があります。ファームウェア1.0.2と新しいRF50mm F1.4 VCMの組み合わせで、奇妙な動作に気付いた。カメラがスリープ状態から復帰すると、AFの動きが鈍くなるのを感じた。電源を入れ直すとすぐに復帰したが、注意が必要だ。

 

EOS R5 Mark IIの新しいファームウェアで複数の人からAFの挙動がおかしいという報告があがっているようです。キヤノンもこの問題を認識しているということなので、新ファームウェアに何らかの問題が発生しているのは間違いなそうですね。

まだEOS R5 Mark IIのファームウェアをバージョンアップしていない方は、キヤノンから何らかのアナウンスがあるまで、しばらく様子を見た方がよさそうです。