ニコンがフルサイズミラーレスの月間販売台数で初のトップシェアを獲得

BCN+Rに、フルサイズミラーレスカメラの月間販売台数シェアの推移と、カメラのタイプ別の販売台数の推移に関する記事が掲載されています。

Z5II発売でニコンが初のトップシェア獲得

  • フルサイズのミラーレスカメラの販売台数で4月、ニコンが初めて月次トップシェアを獲得した。今回ニコンをトップに押し上げたのは、新製品「Z5II」の投入だ。4月25日と月終盤の発売ながら、強烈な初速で競合を抜き去り、33.4%の月次シェアを獲得。トップまで駆け上がった。2位ソニーのシェアは32.1%と、その差はわずか1.3%。依然僅差で争っている。一方3位キヤノンは24.0%と少し水をあけられた。これまでソニーの独壇場だった市場に、大きな変化が訪れようとしている。
  • Z5II躍進の要因は、価格によるところが大きい。4月の、フルサイズミラーレス全体の平均単価は、29万8000円だった。一方、Z5IIの平均単価は24万7000円と5万円以上も安い。コストパフォーマンスの高さが、ユーザーに認められた格好だ。

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  • カメラ市場全体に占めるフルサイズミラーレスの構成比は、この4月現在、販売台数で5.5%、販売金額では21.4%。レンズ交換型カメラのうち9割以上を占めるミラーレスカメラの中では、フルサイズミラーレスは台数で19.4%、金額では33.4%を占める。
  • コンパクトカメラ見直しの機運が高まっていることから、レンズ一体型の販売は好調。しかし、レンズ交換型は伸び悩んでいる。

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Z5IIはヨドバシやマップカメラのランキングで初登場1位を獲得していて、非常によく売れているとは思っていましたが、ニコンのフルサイズミラーレスの月間販売台数シェアを1位に押し上げてしまうほど売れているとは驚きですね。

ニコンはフルサイズミラーレスの販売台数シェアでは、ここ1年はキヤノンといい勝負をしていて、ここに来て1位獲得と大健闘と言ってよさそうです。

また、デジカメのタイプ別の販売台数からは、昨年夏以降は、コンパクトカメラが好調な一方でレンズ交換式カメラが落ち込んでいるのが見て取れますね。