PetaPixelに、シグマのAPS-C用の大口径超広角単焦点レンズ「12mm F1.4 DC Contemporary」のレビューが掲載されています。
・Sigma 12mm f/1.4 DC Contemporary Review: An Absolute Gem
- このレンズのコンパクトさを気に入っており、持ち運びも楽だ。重さはわずか225グラムで、コンパクトなミラーレスカメラに装着しても違和感がない。
- マウントにはゴム製のガスケットが取り付けられており、多少の悪天候にも耐えられる。
- 超広角は通常はAFの速さ必要ないが、このレンズはステッピングモーターによってAFは素早く動く。
- 優れたフォーカスリングが採用されており、動きは非常に滑らかだ。
- 玉ボケはバブルボケのようなボケ感があり、やや硬めに感じることもあるが、全体的なボケ味は非常に良好で、背景は輪郭があまり目立たず、滑らかに表現されている。コンパクトなレンズにしてはボケはきちんとしている。
- フレアは非常に良く抑えられおり、明るい光源でフレアは若干見られるが、コントラストは良好に維持されている。ゴーストは絞った状態でも全く発生しない。
- 太陽の光条は非常にドラマチックだ。太陽の輝く風景、夜景などを撮影したい写真家なら、このレンズの描写にきっと満足するだろう。
- 軸上色収差はごくわずかで、ピント位置の前後に若干の色付きが見られるが、気になるほどではない。
- クローズアップ撮影では最短撮影距離でも非常にシャープで、背景を遠くに置いたドラマチックな撮影が可能だ。
- 解像力チャート:実にシャープで、開放時の画面中央部のディテールは素晴らしい。開放ではコントラストは若干低下するが、少し絞ると解消される。四隅も驚くほど良好で、周辺光量落ちはあるものの、開放から良好なディテールが得られる。少し絞ると画面全体がシャープになるが、どの絞り値でも非常に満足のいく結果が得られた。
- ブリージングは最小限に抑えられており、フォーカシングで画角の変化がほとんどない。Vlog撮影やジンバル用のコンパクトな単焦点レンズとして重宝するだろう。
- これはまさに宝石のようなレンズで、ほとんど不満を言うところがない。本当に欠点の少ない、完成されたパッケージを手に入れられる。率直に言って、代替となる製品もあまり多くはない。この画角のレンズは数多くあるが、たいていは開放F値が暗めだ。シグマ12mm F1.4 Contemporaryは、妥協のない明るさで、必要とされていた役割を果たしてくれる。
このレンズは大口径の超広角単焦点レンズとしては非常に軽量コンパクトであるにもかかわらず光学性能はかなり優秀で、ボケも超広角レンズとしては綺麗ということで、なかなか訴求力の高いレンズに仕上がっているという印象です。ブリージングが少ないので、Vlog用のレンズとしても活躍してくれそうですね。
50s
35mm換算18mmでこれだけ評価が高いと風景撮影に行く際、わざわざフルサイズでなくていいかもって思っちゃうかもしれません…笑