富士フイルムの人気がコンデジ市場を活性化

価格.comマガジンに、価格.comのアクセス数からデジタルカメラのトレンドを分析する記事が掲載されています。

コンパクトデジカメ人気に復調の兆し!? 市場を活気づかせる富士フイルムの"とがった"コンデジ

  • 「デジタルカメラ」カテゴリーの閲覧者数はこの10年ほどで大きく下がり、3年前の時点では月間30万~35万ユーザーほどのボリューム(半分以下)となってしまっていた。しかし、その「デジタルカメラ」カテゴリーの閲覧者数が、昨年2024年3月以降、再び上昇に転じており、直近では月間40万ユーザーを超える程度にまで復調してきている。

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  • 主要メーカー別の閲覧者数推移を見ると、全体としてキヤノン、ソニー、リコーといったメーカーがほぼ横ばいで安定しているのに対し、昨年あたりから大きく動いているのが富士フイルムで、さらに今年に入ってからはパナソニック、ニコン、コダックなどが大きなピークを作り出していることがわかる。つまり、ここ最近の同カテゴリーの復調傾向は、富士フイルム、パナソニック、ニコン、コダックといったメーカーの伸びが大きく影響していると見てよさそうだ。

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  • なかでも、直近最も大きく人気を上げているのは、富士フイルムだ。昨年2024年3月に発売された高級コンパクトデジカメ「FUJIFILM X100VI」が一躍大ヒットし、その後同社の閲覧者数は従来の1.5倍程度で推移するようになった。そして、今年6月に「FUJIFILM X-HF1」が発売されると、同社の注目度はさらに上がり、価格.com「デジタルカメラ」カテゴリーの売れ筋メーカー(2025年7月時点)では、トップの数値を獲得するに至っている。この富士フイルムの人気が、同カテゴリーの人気をグッと押し上げていると言っても過言ではないだろう。
  • ここ数年、今ひとつパッとした新モデルが発売されなかった感のあるコンパクトデジカメ市場だが、今年は上半期だけを取ってみても、個性的な製品がいくつも発売され、久々に活気を取り戻してきている感がある。

 

価格.comのデジタルカメラカテゴリーのアクセス数はここ数年は右肩上がりになっており、デジタルカメラへの関心が高まっていることが見て取れますね。メーカー別では、2024年以降は確かに富士フイルムのアクセス数が大きく伸びており、富士フイルムのカメラが注目を集めているのは間違いなさそうです。リコーやコダックも伸びていて、これは最近のコンパクトカメラ人気を裏付けていますね。