DigitalCameraWorldに、昨日発表されたOM SYSTEM(OMDS)の超望遠ズーム「ED50-200mm F2.8 IS PRO」の初期レビューが掲載されています。
- このレンズは小さくはないが、150-400mmや150-600mmほど巨大ではなく気に入っている。150-400mmや150-600mmは、(サイズ的に)m4/3の精神と相容れないレンズだと感じていた。このレンズの全長は225.8mmあるが、インナーズムのおかげで望遠端でもバランスは良好だ。
- 1250gと重いレンズだが、三脚座を取り外すと1075gまで軽量化でき、OM-1 Mark II との組み合わせではわずか1674gで、焦点距離を考えると驚きの軽さだ。
- プリセットスイッチはセットボタンと連動して、現在のピント位置を保存し、後で呼び出すことができる機能で、これはフィールドの撮影で非常に便利だ。
- 40-150mm F2.8を10年以上愛用しているが、これは本当に素晴らしいレンズだ。しかし、50-200mmの解像力は格段に向上していることがすぐに分かる。
- 広角端で(40-150mm F2.8と比べて)10mmの余裕がなくなったのは残念だが、望遠端で100mm相当の画角が確保できるメリットは計り知れない。このレンズは換算100-400mmでF2.8通しを実現しており、m4/3としては驚くほど被写体と背景の分離ができるので、これまでm4/3が苦手としてきた被写体の分離が重要なスポーツ撮影にも最適だ。
- パフォーマンスも群を抜いており、飛んでいる鳥や突進する人でも、このレンズはC-AFの被写体検出の追尾や50コマ/秒の連写など、全てに完璧に対応する。
- 手ブレ補正は驚異的な効果で、換算400mmで7段分の補正効果を感じられるのはこのレンズだけだ。しかも、テレコン装着時の換算800mmでも7段分の効果が得られるのはまさに驚異的だ。
- もう1つ特筆すべき点は近接性能だ。目の前に突然鳥が飛び出してくるようなケースではピントが合わずチャンスを逃してしまうと悔しい思いをするが、このレンズは最短撮影距離が0.78mなので、超高速のAFとの組み合わせで、遠方から近接域までを瞬時に撮影できる。
- 最大撮影倍率は0.5倍でこれだけでも素晴らしいテレマクロ撮影が可能だが、2倍のテレコン使用時は等倍のマクロ撮影が可能になる。
- ラボテストはまだ実施していないが、40-150mm F1.8を10年以上使ってきた私でも、このレンズがいかにシャープでそして高速であることを実感できる。40-150mm F2.8はとてつもなく優れたレンズでプロが儲けられるレンズだが、50-200mm F2.8はその上をいくレンズで、m4/3システムで最高の望遠レンズと言っても過言ではないだろう。F2.8通しで7段分の手ブレ補正、テレコン対応、1:1のマクロ撮影、そしてこのシャープネスを実現できるレンズは他にはない。
- 良い点:世界で唯一の換算100-400mm F2.8、IP53の防塵防滴、素晴らしいマクロ性能、40-150mm F2.8よりもシャープ。
- 悪い点:安価なレンズではない。
50-200mm F2.8 IS PROはm4/3システムの望遠レンズでは最高の解像力で、AFも超高速という非常に高い評価となっていますね。手ブレ補正の効果も申し分なさそうです。大口径にもかかわらず単体で0.5倍まで寄れるのもポイントが高いですね。このレンズは、m4/3でスポーツや鳥などを撮る人には必携のレンズになりそうです。
田舎のカメラ好き
予約しましたが、このレンズの悪いところは、そのサイズゆえ現在保有中の40-150mm F2.8を売却すべきかどうか悩ませるところだと思います。
えかき
べた褒めですがAFについては懐疑的。速さはともかく正確さはどうなんだろう。他社に並んだという確信が持てるまでは手が出せない感じです。
個人的には40-150mmF2.8も大概シャープな印象ですが、これを超えるというのは気になる。しばらくは情報収集ですかねえ。
sasurai
300F4ISをつかっているので、画質よりも利便性で50-200F2.8ISに魅力を感じますね。
デジタルテレコンとMC-14の使い分けが必要だと思います。