phototrendに、ニコン・フランスのマーケティングディレクターのインタビューが掲載されています。
・Interview Nikon au Salon de la Photo 2025
- (過去12ヶ月間で最大の成功は?)
当社には、互いに非常に近い4つの製品がある。Z50 II、Z5 II、Z6 III、Z8は、販売において非常に近い位置にある。それぞれ異なる顧客層を獲得しているこの4機種において、このようにバランスが取れていることは興味深いことだ。 - (スマートフォンからアップグレードしたいと考えている若い世代にニコンを勧める理由は?)
比較的手頃な価格で、Z8やZ9の最新技術を受け継いでいるZ50IIのような本格的なモデルを取り揃えている。このカメラで交換レンズへの扉が開かれ、スマートフォンとは全く異なることが可能になる。製品以外にもニコンスクールで、写真に挑戦する方をサポートする様々なサービスを提供している。接続性に関してはNikon Imaging Cloudが利用可能だ。また、レタッチに時間をかけたくない方のためにクリエイティブな画像プロファイルも用意している。 - (ニコンは1年前にREDを買収し、そしてZRを発表した。実際にZRを手に取った動画制作者と販売店の最初の反応は?このカメラで最も評価されている点は?)
非常に好意的な反応が得られている。ZRに搭載されたカラーサイエンス、REDCODE、LOG Redは、シネマクオリティの画像を、他に類を見ない価格で実現している。これにより、特にRAWでの撮影において、カメラの性能を最大限に引き出す新たな撮影方法が可能になる。 - (Z 24-70mm f/2.8SのII型が登場したが、どのような改良点があるのか?)
あらゆる面で改良されている。まず、より軽量コンパクトになり、より強力な光学系と、より高速で高精度な新しいAFモーターが採用されている。また、インナーズームになり耐候性も向上した。そして、11枚の絞り羽根で、より柔らかく調和のとれたボケ味を実現した。 - (Zfcは古くなってきているが、後継機の計画はあるのか?)
今後の製品については詳細は言えない。まずは、ZRとZ5IIの販売に注力する。 - (Zマウントに多くのサードパーティーが参入しているが、ニコンの戦略は?)
レンズの拡張は非常に喜ばしいことだ。現在、Zシステムは間違いなく(マウントアダプターを使えば)使用可能なレンズが最も豊富なシステムだ。より幅広いレンズの選択肢があるので、これは消費者にとってプラスとなるだろう。ニコンと他のブランドとの交流や特許については詳細は言えないが、このオープン化は前向きなものだと捉えている。
販売面でZ50II、Z5II、Z6III、Z8が近いというのは面白い情報ですね。新機種のZRは、今のところ非常に好評のようですが、実際に販売面でどうなるのか興味深いところです。また、ニコンはサードパーティーへのZマウントのライセンスに関して、前向きに考えているようですが、タムロンとシグマでZマウントへの取り組みにかなりの温度差があるのが少々気になるところです。
daipa
まあ営業面からの意見だから、サードパーティーによるユーザーの活性化は喜ばしいのでしょう。でも、特にシグマとの関係性で言えば、結構縛りが多いのではないかと推測します。FX、DX、VR等に分けて色々ありそうな感じがします。特にVRは深いところで制限があるのではないかと。