終わったと言われていたコンデジ市場に再び活気が戻りつつある

ITmedia NEWSに、コンパクトカメラ復活に関する記事が掲載されています。

コンデジ復活の象徴、キヤノン「IXY 650m」に触れて改めて思う"スマホでは味わえない楽しさ"とは?

  • 近年、一度は「終わった」とさえいわれたコンデジ市場に、再び活気が戻りつつある。2010年代前半、スマートフォンの普及とともに、コンパクトデジタルカメラ市場は急速に縮小した。CIPAのデータによれば、10年に約1億1000万台を記録したデジタルカメラの出荷台数は、19年には約1500万台まで減少。ピーク時のわずか15%程度まで落ち込んだ。しかし、20年代に入り、状況は少しずつ変わり始めている。

    CIPAの最新データを見ると、興味深い傾向が読み取れる。注目すべきは、レンズ一体型カメラ(コンデジ)の出荷金額が20年以降、緩やかながらも回復傾向を見せている。台数こそ大きくは増えていないものの、単価の高い高級コンデジや、特定のニーズに応えるモデルが強い支持を受けていることがうかがえる。

    この背景にあるのは、まずスマートフォンカメラの進化が、ある意味で"頭打ち"になってきたことだ。このスマホカメラの進化の頑打ちは、逆説的に人々のカメラへの関心を再燃させるきっかけとなった。「スマホではもう違いが出せない。別のカメラを使ってみよう」。そう考える層が、特にInstagramユーザーを中心に増えたように思う。

    さらに、かつてコンデジを使っていた層が、デジカメに戻るという現象も起きている。スマホの便利さに慣れた一方で、"カメラで写真を撮る"という体験の純粋さや、専用機ならではの操作感を懐かしむ声が聞かれるようになった。そしてSNS全盛の時代だからこそ、誰もが同じようなスマホカメラで撮影している中、"自分らしさ"や"個性"を表現するツールとして、コンデジが再評価されているのかもしれない。

    問題は、新品で購入できるコンデジの選択肢が極端に少ないことだ。多くのメーカーがコンデジ市場から撤退し、現在新品で購入できるモデルは数えるほどしかない。こうした状況の中、キヤノンが「IXY 650m」をマイナーチェンジして再発売したことは、まさに朗報といえるだろう。

 

出荷台数が減り続ける一方だったコンパクトカメラ市場ですが、最近はわずかながら市場が拡大しているようで、大手メーカーからも新型機が登場するなど、少しづつ状況が変わってきているようです。少し前までは、売れているコンデジはX100シリーズのようなハイエンド機が中心でしたが、最近はコダックのような低価格機が非常によく売れているようで、いわゆる「エモい」写りをするカメラを求めている人も多いようですね。