リコー/ペンタックスはEVF搭載のKマウント機を発売するべき?

Pentax Forumsに、ペンタックスの今後の戦略に関する意見記事が掲載されています。

Would you buy a K-1 EVF?

  • K-1 EVFが登場したら購入したいと思うだろうか? リコーはライカに続いてモノクローム機やフィルムカメラを出してきた。そしてEVF搭載のライカM EV1にもリコーは続くべきだろうか?

    リコーイメージングは、カメラの売上と利益が好調で力強い四半期だったと、決算で発表した。リコーイメージングは売上と収益で勝利を積み重ね続けており、それは同社の「Workingman's Leica(働く人のライカ)」戦略(ライカと同じニッチを埋めつつ、価格は4分の1の戦略)を正当化し続けている。

    10月にライカはEVF搭載のM EV1を発表した。リコーはそれに倣い、K-1またはK-3の光学ファインダーをEVFに置き換えたカメラを発売するべきだろうか?しかし、それには大きな問題がある。ライカM EV1のレビューで直ちに浮上したのは、独自のファインダーをEVFに置き換えた瞬間にレビュアーはこのカメラを、EVF搭載のミラーレスカメラのAFシステムと比較し始めたのだ。

    ライカとリコーは「ブルーオーシャン戦略」と呼ばれるビジネス手法を追求してきた。他社がミラーレス市場というレッドオーシャンで優位性を激しく争う一方で、ライカはレンジファインダーとともに、リコー/ペンタックスは一眼レフとともに単独で航海している。

    しかし、M EV1によって、ライカはレッドオーシャンへと戻ってしまった。M11-Pには直接の競合がないが、一方でM EV1より安く、しかも優れたAFを持つEVF搭載カメラは山ほどある。そしてレビュアーは、その事実を素早く指摘した。

    リコーがK-1 EVFやK-3 EVFを発売すれば、同じ立場に置かれるだろう。2000ドル以下のEOS R8やZ5IIは優れたAF機能を搭載している。リコー/ペンタックスにとって最善の戦略はブルーオーシャンに留まることだ。

 

Kマウント機の魅力は、他社が既に開発を止めてしまった一眼レフの光学ファインダーによるところが大きいと思われるので、EVF搭載機を投入すると一眼レフファンからそっぽを向かれる可能性が高いような気もしますが、どうでしょうか。

かと言って、このまま何もしないとどんどんKマウントユーザーの規模が縮小してしまうのは見えているので、今後もKマウントを継続するなら何かユーザーの琴線に触れるようなものを出す必要がありそうで、難しいところですね。