キヤノンはバリアングル+チルトのモニタを早く導入して欲しい

DigitalCameraWorldに、キヤノンの背面モニタに関する意見記事が掲載されています。

Canon users are kept waiting for its next-gen four-axis LCD screen - when are we likely to see it?

  • ソニーがα7RVに採用した革新的な4軸液晶モニタは、私にとって、2010年代にタッチパネルが導入されて以来、モニタの設計における最も興味深い進化だ。このモニタがあまりにも優れているため、キヤノンが独自のこのようなモニタを作らないとは考えにくく、噂ではEOS R6 Mark IIIが新設計のモニタを採用する可能性があると言われていたが、残念ながらそれは実現しなかった。

    4軸モニタは横に開く必要なく、そのまま上下にチルトさせることができるので、これはストリートフォトグラファーにとって、より目立たないモニタの選択肢となる。また、この設計は、液晶を横に開いた状態で誤ってぶつけてしまい、損傷させてしまうリスクも軽減する。

    では、我々いつそのようなモニタをキヤノン機で目にすることができるのだろうか。正直なところ、キヤノンがこの4軸モニタを採用しないのはあり得ないと思っている。それほどまでに優れた技術なので、使わない理由がない。次世代のEOS R5 Mark IIIには間違いなく搭載されると考えている。ただ、それはキヤノンが従来どおりのライフサイクルを維持するとすれば、まだ3年ほど先のことになる。

    疑問なのは、それ以前にキヤノンが4軸モニタを投入することがあるのかどうか、という点だ。EOS R6 Mark IIIより下位のフルサイズ機にこのモニタを搭載するとは、考えていない。それをやると、R6 Mark IIIを購入したユーザーの多くの神経を逆なですることになるだろう。

    最も可能性が高いと考えているのは、4軸モニタがまずプレミアムAPS-Cミラーレス機に展開されるというシナリオだ。そうすることで、R5 Mark IIIというフラッグシップに本格投入する前に、ユーザーからフィードバックを得ることができる。

    EOS R7は2022年5月に発売されたので、平均的な4年のライフサイクルだと考えると、早ければ2026年に登場するEOS R7 Mark IIでこの4軸モニタの技術を見ることができるかもしれない。

 

ソニーのマルチアングルモニタはバリアングル派にもチルト派にもどちらにも対応できる優れたモニタなので、確かにキヤノン機にも採用して欲しいところですね。

記事で述べられているように、まず主力機以外の機種にこのようなモニタを実験的に採用して、ユーザーからフィードバックを得て、好評ならR5、R6シリーズなどに展開するという手順を踏む可能性はありそうです。EOS R7シリーズはサブ電子ダイヤル&マルチコントローラーの位置で冒険したことがあるので、実験的に新しい機構を採用するにはよいシリーズなのかもしれませんね。