Viltroxが「ソニーが意図的にサードパーティー製レンズとの互換性を制限している」という憶測を否定

PetaPixelに、ViltroxのEマウントレンズとα7Vの互換性の問題に関する記事が掲載されています。

Sony Didn't Intentionally Brick Third Party Lenses on the a7 V, Viltrox Confirms

  • Viltroxは、新型機のα7Vでレンズの動作を安定させるファームウェアアップデートに取り組んでいると発表した。さらにViltroxは、ネット上では噂や憶測が飛び交っているが、ソニーがEマウントのサードパーティレンズの性能を意図的に低下させるような変更を加えたとは考えていないと述べている。

    「互換性の問題が発生する可能性があることは認識しており、研究開発チームが積極的にテストを行っている。レンズのパフォーマンスを最適化するため、今週中にファームウェアの更新をリリースする予定だ。これは主に、異なるカメラボディ間、ファームウェアバージョン間、使用シナリオにおけるカメラとレンズの通信の複雑さによるものだ」と、Viltroxの米国マーケティングディレクターは述べている。

    ソニーがサードパーティ製レンズの性能を意図的に制限している憶測が広まったが、PetaPixelをはじめとする複数のレビューでは、サードパーティ製レンズの使用に問題はないと報告されている。しかし、それでもソニーがEマウントの互換性を狭めようとしているという根拠のない憶測が飛び交っている。一部のレビュアーは根拠のない憶測に惑わされ、レビュースコアを変更し、ソニーが問題を解決するまでα7Vの購入を控えるよう促す事態にまで発展した。

    しかし、ソニーがこの問題を解決できるはずがなく、Viltroxが認めているようにこの問題はレンズメーカーが解決するしかない。

    ソニーがEマウントを閉鎖するとの噂がネット上で広まった背景は不明だ。同社はオープンマウントの利点を繰り返し強調してきた企業であり、特にソニーの幹部らがEマウントプラットのレンズについて語る姿勢を考慮すればなおさらだ。前述の通り、Viltroxは今週にもソニーα7V向けレンズのファームウェア修正を展開する見込みだ。他のサードパーティメーカーも間もなく同様の対応を行うと予想される。

 

ソニーはEマウントをオープンにしており、意図的にサードパーティーを排除するような動きをするとは思えないので、このViltroxのコメントは納得のいくものですね。タムロンやシグマのレンズでは、今のところα7Vとの互換性の問題は報告されていないので、リバースエンジニアリングで開発している一部メーカーで問題が起きているのでしょうか。