ソニー「RX1RIII」はライバルのライカ「Q3」とは別次元のAF性能

DigitalCameraWorldに、ソニーのフルサイズコンパクト「RX1RIII」のレビューが掲載されています。

Sony RX1R III review: Size matters... and this tiny 61MP compact camera is the pound-for-pound champ

  • 価格は5,098ドルでライカQ3の6,735ドルと比較すると安価だが、富士フイルムX100VIの1,599ドルよりは遥かに高価だ。この価格設定はハンドメイドのドイツ製カメラに相応しいほど高い。
  • 驚くほど小型で、最小のマイクロフォーサーズ機を除くほぼ全てのカメラよりも小さい。重さはバッテリーとカード込みで498gだ。金属製で高級感があるが、グリップが小さく手が大きい人には小さすぎて扱いにくいかもしれない。また、公式に防塵防滴仕様が謳われてはいない。背面モニタは3インチのタッチパネルだが、固定式で動かすことができない。
  • AFは693点の像面位相差AFを搭載しており、性能は極めて高い。昆虫AFなどの優れた被写体認識モードを備え、ハチのような小さな被写体も正確に追尾できる。ライカQ3と比較しても、ソニーのAF性能は全く別次元のレベルだ。
  • 動画は4K30P 4:2:2 10bitおよびフルHD 120Pでの撮影が可能だ。マイク端子も備えている。しかし、IBISがなく、背面モニタも固定式なので、動画撮影の範囲はかなり限定的だ。
  • レンズはZeiss Sonnar 35mm F2で、レンズのリングを回すことで、0.2-3.5mの範囲で撮影できるマクロモードに切り替えられるが、この切り替え操作は少し面倒だと感じることがある。レンズ自体は約10年前の設計だ。
  • 画質は6100万画素のフルサイズセンサーにより、非常に詳細で美しいものだ。ダイナミックレンジは競合機と同等だが、高感度ではわずかに優れたディテールを記録できる。ノイズ耐性も優秀で、同じセンサーを持つライカQ3よりもクリーンな画像を実現している。
  • IBISは非搭載だが、カメラが非常に小さいので、しっかり構えれば手ブレは大きな問題にはなりにくい。

  • まとめ:驚くほど優れた小型カメラで6100万画素のセンサーと驚異的なAFをこのサイズに収めた点は見事だが、不満点もある。最大の欠点は背面モニタが固定式なことで、ストリート撮影などでウエストレベルの撮影ができないのは不便で動けばいいのにと思う場面が多々あった。また、高額な価格を考えると、高解像度EVFやレンズのアップデートを期待したかった。最大の懸念は価格設定で、5,000ドルあれば他でより高性能な機材を揃えられる。Q3とどちらを選択するか悩ましいところだが、個人的には小ささと優れたAF性能でソニーを選ぶだろう。

  • 良い点:
    ・圧倒的な小ささ
    ・6100万画素の静止画と4K30P動画
    ・デジタルクロップモード
    ・優れたAF

  • 悪い点:
    ・固定式のモニタ
    ・IBISなし
    ・防塵防滴ではない
    ・マクロ機能が使いにくい

 

RX1RIIIはライバルのライカQ3と比べてAF性能は別次元とまで評されているので、相当な違いがありそうですね。コンパクトカメラでAF重視ならRX1RIIIが最有力候補になりそうです。固定式モニタは小型化のために仕方がなかったのかもしれませんが、自撮りやVlog等を考えている方はバリアングルのQ3の方が魅力的な選択肢になるかもしれませんね。