タムロン「35-100mm F/2.8 Di III VXD」は開放時の四隅を除けば優れた光学性能

SonyAlphaBlogに、タムロンの新しい大口径標準ズーム「35-100mm F/2.8 Di III VXD」のレビューが掲載されています。

Tamron 35-100mm F2.8 Di IIII VXD

  • AFは高速、正確でかつ静かだ。連写モードでは、ズーム中でも良好に動作する。瞳AF/トラッキングは非常にうまく機能する。
  • 解像力テストは6100万画素のα7RVで行った。中央は35mmの開放で「素晴らしい」値で、70mmはズーム全域で最もシャープだ。100mm開放では少し解像力が下がる。隅はズーム両端では「良好」で、70mmでは「非常に良好」から「素晴らしい」値だ。全体的に中央は素晴らしいパフォーマンスを見せているが、隅は「良好」のレベルにとどまっている。

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  • 遠景では中央は優れた解像力で、四隅だけが開放で良好のレベルだ。四隅を非常に良好にするにはF5.6まで絞る必要がある。
  • 周辺光量落ちは開放では顕著で、焦点距離によってF5.6かF11で解消する。
  • 歪曲は大きい。
  • 倍率色収差、軸上色収差は少ない。
  • 逆光耐性は非常に良好だ。
  • F16に絞ると光条が現れる。
  • 玉ボケは非常に良好で色収差は見られないが、年輪ボケが若干見られる。
  • 背景のボケは非常に柔らかく素敵だが、もっとソフトなボケのズームもある。
  • 色再現はとても良好だ。
  • コントラストはとても良好だ。
  • 動画のAFは全体的に優れており、フォーカスブリージングは非常に小さい。このレンズはパーフォーカル(ズーミングでピント位置が変わらない)だ。

  • 他の標準ズームとの解像力の比較では、ソニー28-70mm F2 GM、シグマ28-105mm F2.8 DG DNがベストで、ソニーFE 24-105 F4 G OSSとタムロン35-150mm F2-2.8 Di III VXDがその次だ。タムロン35-100mm F2.8とシグマ28-70mm F2.8 DG DNも非常に良好だが、前述のレンズの後に続いている。

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  • 玉ボケはシグマ28-105mm F2.8が、最高のボケ玉を実現している。他のレンズもボケは非常に良いが、タムロン35-100mm F2.8は玉ボケの年輪が最も目立つレンズだ。
  • すべてのレンズはポートレートの描写に非常に優れているが、シグマ28-105 F2.8とタムロン35-150mm F2-2.8 Di III VXDは、この分野では最高だ。
  • 逆光耐性ではシグマ28-105mm F2.8がトップだ。
  • AFはシグマ28-105mm F2.8 DG DNとソニーFE 24-105 F4 G OSSは最高の性能で、タムロン35-100mm F2.8、タムロン35-150mm F2-2.8 Di III VXD、シグマ28-70 F2.8 DG DN Contemporaryも非常に優れているが、わずかに劣る。
  • 比較の結論としてはシグマ28-105mm f2.8 DG DNは光学的に最高のレンズだ。タムロン35-100mm F2.8は、最も小型軽量で、最も安価で、中央は優れているが、ズーム両端では四隅が弱い。

  • 結論:タムロン35-100mm F2.8 Di III VXDは、タムロン35-150mm F2-2.8 Di III VXDのほぼ半額で、はるかに軽量コンパクトなバージョンだ。絞り開放時の四隅を除けば光学的に優れており、造りの良さとエルゴノミクスも非常に優れている。100-150mmの範囲をカバーすることよりも、軽さと価格を重視するなら、このレンズをストリートフォト用に強く勧める。

 

35-100mm F2.8は軽量コンパクトな大口径ズームとしては十分な性能ですが、ライバルと比べると解像力、ボケともにそれほど優れているとは言えないようです。ただ、比較対象の1つであるシグマ28-105mm F2.8は非常に高価で大きく重いレンズなので、このレンズに光学性能で劣るのは仕方のないところかもしれません。タムロン35-100mm F2.8は、気軽に大口径標準ズームを使いたい人には良い選択肢になりそうですね。