OM SYSTEMは顧客が真に満足する新型PENの発売に全力を尽くす

phototrendに、OMDS(OM SYSTEM)の副社長と戦略担当ディレクターのインタビュー記事が掲載されています。

OM System CP+ 2026 Interview

  • (OMDSが独立して以来の実績の評価は? また市場シェアはどの程度?)
    OMDS設立以来、当社は毎年事業計画の目標を達成し、内部管理会計ベースで継続的に営業利益を上げてきた。リソースを集中させ業務を効率化することで、持続可能なビジネスモデルを構築できたと考えている。市場シェアについては、日本市場では10%近いシェアを獲得している。グローバル市場では、日本市場と同等のレベルにはまだ達していない。

  • (マイクロフォーサーズ市場は縮小傾向にあるが)
    課題もあればチャンスもある。こうした背景から、マイクロフォーサーズシステムの価値を明確に伝え続けるとともに、新たな価値を付加していくことが重要だと考えている。

  • (どのようなレンズの要望があるか?)
    より望遠のレンズを求める声がある一方で、単焦点レンズや広角レンズの拡充を求める声も耳にしている。特にOM-3の発売以降、よりコンパクトな広角レンズや単焦点レンズを求める声が非常に多く寄せられている。今後のロードマップの詳細については言えないが、望遠レンズだけでなく、日常的な写真撮影に適したレンズの開発にも取り組んでいる。

  • (ED 50-200mm F2.8 IS PROはテレコン使用時に画質が著しく低下することを確認した。そろそろテレコンをアップデートする時期ではないだろうか?)
    現在の1.4倍と2倍のテレコンは非常に高い光学性能で設計されているため、現時点では大きな改善の余地はほとんどない。現在の技術では、テレコンバーターを装着すると画質に影響が出ることは避けられない。

  • (OM-30と同じようなデザインのエントリーモデルは登場しないのか?)
    それは良いアイデアだ。検討している。ただ、その場合、既にコンパクトで高性能なモデルとして幅広い用途に対応しているOM-5 Mark IIとの明確な差別化が必要になる。将来に向けてあらゆる可能性を模索している。

  • (PEN-Fは中古で人気だ)
    PEN-Fの後継機種を求める声を頻繁に聞いている。PENシリーズは弊社にとって重要なラインナップであり、もちろん今後もこのシリーズにおける新製品の開発を検討していく。現時点では次期PENモデルの詳細を述べることはできないが、我々が誇りに思える、そして顧客に真にご満足いただけるPENシリーズのカメラを発売することに全力を尽くす。

  • (ASTROモデルのベースにOM-1 IIではなくOM-3を選んだのはなぜ?)
    理由の1つは、OM-3にはカラープロファイルコントロール機能があり、天体写真において色調の幅や画像全体の表現力をさらに広げることができるためだ。もう1つの理由は、OM-3がOM-1 IIよりもはるかに小型軽量であるためだ。天体モデルは当初日本限定だったが予想をはるかに上回る需要があったため、グローバル展開することにした。ヨーロッパでは予約注文が既に予想を上回っており、米国での反応も非常に良い。

  • (センサーの高解像度化を実現する上での技術的課題は?)
    高感度性能との両立が大きな課題だ。さらに、コンピュテーショナルフォトに必要なセンサーの読み出し速度も重要で、センサーの読み出し速度は依然として最優先事項だ。将来的にはより高い解像度のセンサーを提供する可能性はあるが、現在の解像度でもデータ管理が容易なことが大きなメリットになると思う。

  • (C2PAの搭載を検討しているか?)
    我々はオリジナル画像とAI生成画像を区別する方法を模索している。真の撮影体験を最優先するべきで、その満足感こそが、AIの生成画像と写真を区別するものだ。AI技術を活用することを目指す一方で、撮影という行為そのものの本質も守らなければならない。

 

OM-30のデジタル版に関して「検討中」という応えが返ってきたのは面白いですね。OM-5 IIとの棲み分けが難しそうですが、OM-30を製品化するとしたら更にエントリーよりのモデルになるのでしょうか。PENに関しては他のインタビューでも言及がありましたが、ここでも「顧客が満足するPENに全力を尽くす」と述べているので、PENの新型機が登場する可能性は高そうです。あと、レンズに関しては、コンパクトな日常使い用のレンズが登場しそうな雰囲気ですね。