DxOMarkにシグマ12-24mm F4 DG HSM Art のスコアが掲載

DxOMarkに、シグマArtシリーズの超広角ズーム「12-24mm F4 DG HSM Art」のスコアとレビューが掲載されています。

Sigma 12-24mm f/4 DG HSM A (Nikon) lens review 

 テスト機はD800  SIGMA
12-24F4Art
SIGMA
12-24F4.5-5.6II
TAMRON
15-30F2.8VC
Nikon
14-24F2.8G 
DxOMarkスコア 25 17 28 28
解像力 17P-Mpix 10P-Mpix 15P-Mpix 17P-Mpix
透過 4.6T 5.8T 3.4T 3T
歪曲 0.3% 0.9% 0.5% 0.4%
周辺光量落ち -1.1EV -1.8EV -1.2EV -1.6EV
色収差 10μm 15μm 9μm 10μm

  • DxOMark の総合スコアは25で、これはD800でこれまでにテストした広角ズームで5番目のスコアだ。
  • 17P-Mpixの解像力は、ニコンの14-24mm F2.8と互角だ。シグマは12mmから20mmでは均一性が高く、24mm 開放では中央は良好だが、隅は少し甘くなる。解像力のピークはF8で、F8とF11ではズーム全域で非常に均一になる。
  • 歪曲は12mmではわずかなタル型、24mmではわずかな糸巻き型だ。歪曲は広角ズームでは問題になることが多いが、このレンズは良好な範囲内に収まっている。
  • 周辺光量落ちの-1.1EVは12mm F4での値だが、F5.6に絞れば大きく改善する。広角端以外では-0.33EVから-0.66EVの周辺光量落ちが見られるが、これは問題はない。
  • タムロン15-30mm F2.8 VC、ニコン14-24mm F2.8Gとの比較では、F4では3本のレンズの解像力は非常に近いが、シグマは望遠端の隅だけは少々甘くなる。歪曲は3本の中ではシグマがベストだ。
  • 周辺光量落ちはF4ではタムロンが若干リードしているが、その差はわずかで、F5.6以上ではどのレンズも良好だ。色収差はタムロンが若干良好で、ニコンとシグマは広角側で色ズレが少し目立つ。
  • シグマ12-24mm F4 Art は、これまでに見てきたシグマのArtシリーズの単焦点レンズに匹敵する解像力ではないが、広角ズームとしては際立って良好な性能だ。

 

シグマ12-24mm F4 Art は、さすがに単焦点のArtレンズほどのズバ抜けた性能ではないようですが、ズームとしては高い評価になっているようで、特に広角側はかなり優秀なようです。

望遠端では、周辺部の甘さが指摘されていますが、これは、以前に取り上げたdpreviewのレビューと同様の指摘ですね。