AF-S DX 18-105mm F3.5-5.6G VRは絞り開放から驚くほどの解像力

LensTip.comにニコン AF-S18-105mm F3.5-5.6G ED VRのレビューが掲載されています。

Nikon Nikkor AF-S DX 18-105 mm f/3.5-5.6G ED VR lens review

  • 中央部の解像力は絞り開放から47lpmmの驚くべき値で、拍手喝采を受けるに十分。75-105mmのズーム域では若干解像力が落ちるが、それでも大変に素晴らしい値
  • 周辺部の解像力も驚くべき値で、18-105mmは18-135mmのように周辺部が弱いレンズだと思っていたが、心から認められる性能。75-105mm開放では若干解像力が落ちるが、ごくわずかだ。その他のすべての焦点域では傑出した信じられないほどの値
  • 色収差は広角側で0.12-0.13%と高いレベルで、絞ってもよくならない。70-105mmでは開放付近では色収差は少ないが絞ると0.11-0.12まで大きくなる
  • 歪曲は18mmでは5.0%のタル型で、大変に目立つ。望遠側にズームすると急速に歪曲は減り、35mmでは1.44%のタル型。望遠側では70mmで1.97%、105mmで1.92%の糸巻き型
  • 周辺光量落ちは、ニコンのズームレンズの大きな問題だがこのレンズも例外ではない。18mm開放で43%(-1.62EV)だが、1段絞れば23%まで改善する。35mm開放では、35%(-1.25EV)、70mm開放では43%(-1.6EV)、105mm開放では最も悪い結果で52%(-2.1EV)
  • ゴーストやフレアはどの焦点域でも目立つが、価格を考えれば認められるレベル。AFは正確で外したのはわずか2%。AFは静かだが、それほど高速ではない
  • キットレンズの中では驚くべき性能で、D80/D90またはD40/D40x/D60用の万能のレンズが欲しいすべてのアマチュアフォトグラファーに推薦できる

 

最新のデジタル専用レンズらしく、解像力は中央・周辺とも絞り開放から非常に高い値になっています。ただ、歪曲が非常に大きく、周辺光量落ちがズーム全域で大きめなので被写体によっては使いにくい場面もあるかもしれませんね。とはいえ、価格を考えれば文句なしの高性能レンズと言っていいと思います。