ペンタックス事業部はどこかと一緒になるか独立してもいい(鈴木CEO談)

日経ビジネスオンラインにペンタックスK-x開発に関する話と鈴木CEOのコメントが掲載されています。

100色デジカメに重い宿命

  • ペンタックスの一眼レフは評価が高く熱心なファンもいるのにヒットしない理由を分析すると、開発の遅れによって価格も性能も競争力を失っていたことが大きいことが分かった
  • 他社の開発を分析し、3年先までの製品ロードマップを予想して、発売時点で最も競争力がある性能と価格を意識した
  • K-xは旧ペンタックスの開発チームにとっては渾身の力作で、浜田COOはデジカメ事業は「単月黒字化が見えてきた」と明かしている
  • HOYAの鈴木CEOはデジカメ事業について、「ポートフォリオの一つとしてHOYAグループに存在し続けると思っていない。どこかと一緒になるか独立してもいい」との構想を持つ
  • ヒットが宿命づけられたK-xの成否が、ペンタックスの命運を握る

 

ペンタックスは、K20D、K200Dの頃は記事にあるように製品の投入時期が遅くなりがちでしたが、K-7とK-xでは、競争力のある時期に製品を投入するという戦略が実現できているように思います。今後もアグレッシブに製品を投入していって欲しいものです。

ただ、HOYAのCEOの鈴木氏のコメントを見る限り、ペンタックス事業部はどこかに売却される可能性が高そうで、今後の展開には少々不透明感がありますね。