PowerShot G11の画質はこれまでレビューしたコンデジの中でベスト

DigitalCameraReviewにキヤノンPowerShot G11のレビューが掲載されています。

Canon PowerShot G11 Review

  • レンズはワイド側ではわずかなタル型の歪曲が、望遠側でごくわずかな糸巻き型の歪曲がある。ワイド端とテレ端では周辺部が若干甘くなり、ハイコントラストの被写体では少し色収差が目立つ。しかしこれらの欠点は、全体的にはよく補正されている
  • 動画は、キヤノンのフラッグシップ機が最高640×480ピクセルの解像度というのは驚きだが、クオリティは満足のいくもの
  • G11のデフォルト設定(ISO80のプログラムオートモード)での画質は素晴らしいもので、とても気に入った
  • オートホワイトバランスは白熱灯での撮影では暖色になるが、それ以外では良好な性能
  • ISO80~ISO200では極めてクリーンな画像。ISO400では若干のノイズが見えるようになり、ISO800では更にノイズが増える。ISO1600でははっきりと劣化し、ISO3200は予想通りよくない。高感度ノイズはG10と比べるとG11はおよそ2段分良好。G11のISO800はG10のISO200と非常によくにた結果に見える
  • ビューファインダーは視野率77%で正確性に欠ける
  • G11の画質は私がこれまでにレビューしたすべてのコンデジの中でベスト。5倍スーム搭載機としては大きく重く、価格はデジタル一眼のエントリーモデル並みだが、全自動で撮る初心者にも、デジタル一眼のようにいろいろ操作して撮る熟練者にも対応できるカメラ

 

このレビューでは「これまでレビューしたコンデジの中でベスト」という最高の評価になっています。高感度は、画素数を減らしただけあってさすがに優秀で、実際にG10の画像と並べてみると、確かに、感度2段分くらい違うように見えます。

欠点としてはビューファインダーの視野率があげられていますが、これは「付いていることに意義がある」的なファインダーなので、あまり多くを望むのは酷かもしれませんね。