EOS-1D Mark IVはこれまでで最高のデジタル一眼の一つ

Camera.comにEOS-1D Mark IVのレビューが掲載されています。

Canon 1D Mark IV review

  • メニューシステムで唯一問題なのが、拡張ISOがカスタムファンクションのISOスピードレンジにあるなど、いくつかのオプションが不必要に複雑なことだ
  • 63分割による露出は、暗所ではもう少し暗いほうが雰囲気が出て好ましいかもしれないが、難しい条件でも素晴らしく機能する
  • 1D Mark IVの画像は非常にシャープでディテールが豊富。この結果は、APS-Cセンサーよりもフルサイズセンサーに遥かに近いように見える。キヤノンは1D Mark IVでは、Mak IIIと比べて標準の画像を少しパンチの効いた絵作りに調整している
  • 14bitRAWはダイナミックレンジが広く、JPEGでさえ素晴らしく豊富なディテールを得ることができる
  • オートホワイトバランスは、ほとんどの条件下で良好に機能するが、室内のタングステンライトでは黄色に傾き苦戦した。しかし、マニュアルホワイトバランスを使えば正確な色が得られる
  • 高感度ノイズはISO100-12800の範囲で良好に補正されている。H1、H2、H3(ISO25600-102400)の感度を使う場合は妥協が必要で、ISO102400はシチュエーションによっては使い物にならない
  • 1D Mark IVは過去のデジタル一眼レフの中で最高のものの一つだ。D3Sとどちらが優れているかに関してはどちらにも利点と欠点があり、1D Mark IVは高感度では及ばないが、このカメラのパワーは強力で、動体を追いかけながら14bitRAWを使って10コマ/秒で連写することができるのには開いた口がふさがらない。お金に余裕があれば、このカメラを明日にでも買いたい

 

 1D Mark IVは、おおまかに言うとMark IIIを高画素化して動画を付けたカメラですが、内部はMark IIIとは別物と言っていいくらい進化しているようですね。

ほどほどの画素数のセンサーを採用したことで、解像度と連写、高感度などのバランスがとてもよいカメラに仕上がっているという印象です。