- 高感度の性能はより高価なK-7よりも著しく優れている。K-7の14.6MPのセンサーはISO3200より上の感度では極めてノイジーだ
- K-xで唯一いら立ちを感じたのはAFポイントのスーパーインポーズが無いことで、ファインダーから目を離して測距点をマニュアルで選択するのでは遅すぎるので、結局、中央でピントを合わせAFロックを使うようになった
- K-xのAFシステムは、暗所でも申し分なく正しく合焦する能力がある。11点の測距点を持つAFは、この価格のエントリーレベルのAFシステムとしてはかなり洗練されている。願わくば、K-x後継機ではAFのスーパーインポーズを取り入れて欲しい。スーパーインポーズがあればかなり便利になるだろう
- フォーラムで1/100前後のシャッター速度でSRを使って撮影するとブレるという話が出ているが、試してみたところ水平の線がわずかに2重になる現象が見られた。これは、シャッターショックやミラーショックの影響か、また、それらにSRが反応したためだろうか?
- プリントした際のクオリティは素晴らしく、ISO800でさえ16×20インチの良好なプリントを作成可能
- AFのスーパーインポーズが無いことには注意しなければならないが、広いISO範囲での純粋な画質でK-xを倒すのは困難だ
他のレビューと同様に高感度が非常に高い評価になっていますね。また、スーパーインポーズが無いことが欠点として指摘されているのも他のレビューと同じパターンです。海外のレビューでは、K-xの問題点はスーパーインポーズの欠如ということで固まりつつあるような印象です。
それから、SR使用時に1/100秒前後のシャッター速度で微妙にブレることがあるというのは、国内のブログや掲示板などでもいくつか報告があったように記憶しています。ファームアップで改善できるなら改善して欲しいところですね。
黒猫ホームズ
スーパーインポーズが無いことが欠点だと発売当初から言われてまなす、コンデジからのステップアップ層を狙ってるので欠点というほどではないと思いますね
カメラが趣味でない人達はスーパーインポーズでAFポイントを確認してわざわざ測距点を切り替えるなんてことをしませんよ。
多摩A級
確かに、スーパーインポーズはあった方が便利です。しかし私はAF精度を信頼できないので、フォーカシングスクリーンに映し出された映像で最終的にピントを確認しています。そのような場合、スーパーインポーズが邪魔になってしまうので、無い方が良いと言うこともできます。表示非表示を選択できると良いですね。
ペンちゃん
ハンドルネームの通り、ペンタ好きではあるのですが、
SRが悪影響を与える可能性というのは、コンデジのOptio A40でも指摘されていましたね。
こちらは、すでに何人かの方で検証もされてますし(価格.comの掲示板)、
私も同様の実験でSRの悪影響というのを再確認しました。
以前から、何の変哲もない場面で妙にブレるのが気になってましたので……。
また最近では「デジタル一眼を比較してみるブログ」にて、
K-7でのSRの悪影響について、実験をされていますね。
K-xの売れ行きもいいし、ついに悲願の645Dも発表されたことで、
一時期よりは危うい感じもなくなったペンタックスですが、
昔から取り沙汰されるAFの弱さも含め(スーパーインポーズは個人的にはどうでもいいです)、
今後は「カメラとしての基本部分」を強化していって欲しいです。
匿名
スーパーインポーズは初心者には不要・・・とかいわれていますが、初心者がステップアップしなくなるということに繋がりかねない気がします。
初期の(銀塩)αでは、上級者は上級機種、初級者は(プログラムオート専門の)初級機種の二極化で固まってしまういう傾向になってしまい上級機の売り上げがなかなか伸びない・・・ってことがあったそうな。
ペンタックスがそれで良いのならいいのですが・・・。優秀な機種ながら「初心者」「低価格化」にコンセプトを傾けすぎてちょっと残念な気がします。ノイズ低減に目をつけたマニアも、スーパーインポーズの点で踏みとどまってしまうのではないのでしょうか。
SRの誤動作については、コニカミノルタがカメラ業界に健在のときにも価格.com等でαSweetDigitalのASの動作について似たような議論がごく一部でされていましたね。「そもそもプラボディで軽いのだから」、「元の設計でミラーショックが大きいのだから」、「仕方が無い」というような意見が多かった気がしますが。
私がK-xに触れたときにはそんなに大きなミラーショックも感じられなかったし、やはり大本の設計か制御が変なのでしょうかね。浮遊式センサーにもまだ発展の余地の課題が残ります。