ソニー E 16mm F2.8 (NEX用)は周辺部の画質がウィークポイント

PhotozoneにソニーNEX用の交換レンズE 16mm F2.8 のレビューが掲載されています。

Sony E 16mm f/2.8 (Sony NEX) - Review / Lens Test Report

  • レンズの作りは素晴らしいクオリティ。ピント合わせで前玉は回転せず、レンズの長さも変わらない。AFは基本的にノイズレスで、コントラストAFは極めて良好な性能
  • 歪曲は0.6%のわずかな糸巻き型で、実写では問題ない
  • 周辺光量落ちは、開放で1.2EVでかなり大きく、実写では場面によって目に付くかもしれない。F4以上に絞れば少し改善するが、絞っても周辺光量落ちが無視できるレベルにはならない
  • 解像力は中央は開放から極めてシャープ。周辺部は開放では"よい(good)"のレベルで、絞り込むと"とても良い(very good)"のレベルになる。ここまでは良いが、四隅は悪く、F2.8では言うに値しない解像力。F4まで絞っても非常に甘く、F8まで絞らないと"よい(good)"のレベルに達しない。このレンズの解像力は少々奇妙だ
  • 倍率色収差は2ピクセル前後で単焦点レンズとしては非常に顕著。倍率色収差は、ソニーのレンズの弱点
  • このレンズは物議を醸しているレンズだ。外観はおしゃれで作りもよいが、周辺部の光学性能が(特にF2.8とF4では)かなり悪い。倍率色収差が大きいことも追い打ちをかけている。しかし、F8まで絞れば、画面全域で良好な画質が得られる。ボケは多くの広角レンズがそうであるように、極めてうるさい。あまり印象的なレンズではないが、このレンズの制限に気付いて、上手く使いこなせばよい結果を得られるだろう

 

光学性能の評価は5点満点で1.5点で、最新の単焦点レンズとしては非常に低いものとなっています。16mm F2.8は、それほど無理があるスペックとも思えませんが、レンズの小型化が画質面に影響してしまったんでしょうかね。