EOS 60Dは50Dよりもシャープでパンチの効いた画質

CAMERA LABSに、キヤノンEOS 60DとEOS 50Dの高感度の比較レビューが掲載されています。

Canon EOS 60D vs Canon EOS 50D High ISO Noise (JPEGs using default settings)
(※リンク先に50Dと60Dの感度別のサンプル画像が掲載されています)

  • テストはEF24-105mm F4L ISを使って、24mm F8で最高画質のJPEGで撮影した。ピントはライブビューを使って10倍に拡大して合わた。ノイズリダクションはデフォルトだが、オートライティングオプティマイザーはOFFにした。
  • ISO100ではどちらもディテールが豊富でノイズレス。60Dのほうがディテールが豊富だが、大きな違いはない。ISO200では60Dの背景に若干のノイズが見られるが心配はない。シャープネスが控えめな50Dではノイズは見えない。
  • ISO400では両機とも小さなノイズがみえてくるが、ここでもあまり心配する必要はない。ISO800では両機とも更にノイズが増えるが、まだ良好な画質。しかし、60Dは鮮鋭さを維持しているが、50DはISO400と比べると少しソフトになっている。
  • ISO1600では50Dは目立って画質が悪くなってくるが、一方で60Dは少し良好な画質を維持している。60DのJPEGは、ISO1600でもまだとても実用的だ。ISO3200では60Dはノイズがかなり多くなり目立ってソフトになる。とは言っても、50Dよりはまだ好ましい画質
  • ISO6400では両機ともノイズが非常に多くなり、多くのホットピクセルも見られる。ISO12800でも同じように両機ともディテールが大きく消失し、ノイジーな画質。
  • 60DはKiss X4や7Dと同様に、デフォルトのJPEGでは適度にシャープでコントラストのある極めてパンチの効いた画質。50Dは画像処理が控えめで、最近の機種に比べるとソフトな画質。デフォルトの設定で一般ユーザーが扱いやすい画質を求めているなら60DのJPEG出力は50Dよりも好ましい。この結果は50Dと7Dを比べたときと全く同じ結論で、60Dと7Dは基本的に同等の画質だ。

 

JPEG撮って出しでは、確かに60Dのほうがよりシャープで鮮明に見えます。高感度ノイズは60Dと50Dで大きな違いはないようなので、加工せずにそのまま使うのであれば、60Dのほうが使いやすそうですね。

ただ、50Dは発売当初からRAWで撮らないと実力を発揮できないと言われていたモデルなので、RAWでの比較なら異なった結果になるかもしれませんね。