オリンパスが4/3用レンズで高速コントラストAFを実現するマウントアダプタの特許を出願中

エンジニアの嗜みで、4/3用のレンズをm4/3ボディに装着して高速なコントラストAFを実現するマウントアダプタの特許が紹介されています。

・Olympus コントラストAFに対応したマウントアダプタの特許(※引用元サイトは閉鎖されています)

  • オリンパスが、4/3用のレンズをm4/3ボディに装着して高速なコントラストAFを実現するマウントアダプタに関する特許を出願中。
  • オリンパスの特許:マウントアダプタ内に、フォーカシング用のレンズを組み込む。フォーカシングレンズを往復運動させることでコントラストの変化を検知し易くする。マスターレンズのフォーカシングを行う。ソフト補正の度合いが少ない光学系とする(補正の度合いが少ない方が、画質を維持し易い)。倍率は0.98~1.1倍(1.0が望ましい)とし、広角側の画角を維持する。
  • μ4/3ボディで4/3レンズを使うと高速なAFを得られないが、この技術を使えば、μ4/3レンズを使った時と同等の速度を得られることになる。 但し、オリンパスの技術はマスターレンズのAFと併用するようなので、MFレンズでAFを行うことは無理。

 

マウントアダプタ内のレンズを動かすことで高速なコントラストAFを実現するというのは、面白いアイディアですね。4/3用の高性能なレンズがm4/3でそのままのAF速度で使えるようになれば、両規格を併用しているユーザーの利便性が大幅にアップしそうです。また、m4/3のレンズ不足(特に望遠や大口径ズーム)も補うことができそうですね。

ただ、レンズとボディの間に新たなレンズが入ることになるので、それが元のレンズの光学性能にどの程度影響するのかが気になるところです。