オリンパスM.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8は買わない理由が見当たらないレンズ

LensTip に、オリンパスM.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8のレビューが掲載されています。

Olympus M.Zuiko Digital 45 mm f/1.8

  • フォーカスリングは適度な重さがあり、スムーズに動く。12mm F2と異なり、距離目盛りや被写界深度目盛りは付いていないのが残念だ。
  • 中央の解像力は絞り開放付近で66lpmmの素晴らしい値に達している(良好なレベルの基準値は42-45lpmm)。絞ると75lpmmを超え全く問題はない。これ以上を望むことは、ほとんど困難だろう。周辺部は開放から十分に実用的な解像力(46lpmm前後)で、これはこのような大口径の望遠レンズではめったにないことだ。
  • 総括すると、このレンズは中央は素晴らしい性能で、周辺部も優秀だ。中央はパナソニック45mm F2.8のように80lpmmを超えていないが、周辺部はオリンパス45mm F1.8のほうが優秀な性能。
  • 軸上色収差は幸いなことによく補整されているが、完璧ではなく、後ボケに若干の色付きが見られる。しかし、これは問題になるレベルではない。倍率色収差も良好で、(一番大きくなる)開放でさえ、低い~中程度のレベルで、絞ると全く気付かないレベルになる。
  • 歪曲はJPEGでは0.68%のわずかな糸巻き型で、RAWでも同様に0.75%の糸巻き型。測定誤差がおよそ0.1%あることを考えると、両者は一致している。このことは、歪曲を補整していないことを意味している。
  • 周辺光量落ちは、開放では21%(-0.70EV)で厄介なものではない。F2まで絞ると15%(-0.46EV)でほとんど気にならないレベルになり、F2.8ではわずか6%(-0.17EV)で完全に見えなくなる。周辺光量落ちはRAWの方がJPEGより1-2%大きいが、どちらも大きな問題はない。
  • 逆光耐性に大きな問題は全くないが、四隅に太陽を入れたときのみ紫の光の線が現れ、絞るとそれが更に顕著になる。
  • AFは静かで比較的速い。AF精度は非常に正確で、スタジオのテストではピントを一度もはずさなかった。前ピンや後ピンの傾向は見られない。
  • テスト結果がこんなにはっきりとしていることはめったになく、m4/3機のユーザーがこのレンズを手に入れない状況が想像できない。もし、購入していないのなら、一刻も早くその過ちを正したほうがいい。

 

ほとんどベタ褒めと言っていい内容で、LensTipがここまで高い評価をするのは珍しいことですね。確かに、安価なレンズにもかかわらず、光学性能は非常に優秀なので、m4/3ユーザーなら手に入れておいて損のないレンズかもしれません。

ただ、手ブレ補整がついていないので、パナソニック機のユーザーは、パナソニックの45mm F2.8(F2.8のマクロなので性格は少々異なりますが・・・)のほうが使い勝手がいいかもしれませんね。