パナソニックLUMIX G VARIO 100-300mm F4-5.6 O.I.Sは際立った性能ではないが良好な性能のレンズ

photozoneに、パナソニックLUMIX G VARIO 100-300mm F4-5.6 MEGA O.I.Sのレビューが掲載されています。

Panasonic LUMIX G VARIO 100-300mm f/4-5.6 MEGA O.I.S. - Review / Test Report

  • 鏡筒はプラスチック製で、しっかりと組み立てられており、造りのクオリティはとても高い。フォーカスリングとズームリングは極めてスムーズに動く。インナーフォーカスでAFは比較的速い。AFは静かなので、動画に最適だ。
  • 歪曲は100mmでは1%以下のわずかな糸巻き型、300mmでは0.3%以下のわずかなタル型(未補正ではわずかな糸巻き型)で、実写では心配はない。
  • 周辺光量落ちは100mmと200mmではわずかだが、300mm開放では0.9EVでかなり目立つ。しかし、F8以上に絞ればあまり問題はなくなる。未補正のRAWでは、300mm開放では1.2EVに達する大きな値で、JPEGよりも若干悪い結果だ。周辺光量落ちは超望遠レンズとしては平均的。
  • 解像力は焦点距離を考えれば許容範囲内でまずまずの値。解像力は100mmがベストで200mmでは若干低下し、300mmでは更に低下する。
  • 倍率色収差は補正後の値ではズーム全域で0.4ピクセル前後で、無視してよい値。しかし、未補正のRAWでは状況が異なり、200mmでは1.2ピクセル前後で300mmでは2ピクセルに近い。
  • 手ブレ補正の効果は、実写で2-3段分のように思われる。
  • このレンズは際立った性能ではないが、良好な性能だ。解像力はズーム全域でしっかりとしていて、特に望遠端付近では良好だ。色収差は大きく、自動補正されないオリンパスのカメラでは問題になる。性能面ではこのようなコンシューマークラスの望遠ズームに付きものの、いくらか劣る部分を受け入れなければならない。ポジティブな面としては、動画用に推奨できる高速なコントラストAFと、良好な鏡筒の造りがあげられる。

 

解像力はそれほど高い値ではありませんが、絞り開放から周辺部まで安定して良好な解像力を保っているので使いやすそうですね。また、廉価な望遠ズームにもかかわらず望遠端であまり解像力が落ちないのも好印象です。 

ズバ抜けた性能ではないようですが、手軽に換算600mmの超望遠の世界が楽しめるという意味では、最高のレンズかもしれませんね。