ソニーSonnar T* E 24mm F1.8ZAは開放からとてもシャープなレンズ

SLRGearに、ソニーのSonnar T* E 24mm F1.8ZAのレビューが掲載されています。

Sony E 24mm f/1.8 Carl Zeiss Sonnar T* ZA SEL24F18Z (Tested)

  • このレンズは開放からとてもシャープなレンズだ。四隅は開放ではそれほどシャープではないが、中央の大きな範囲はシャープで、甘いのは本当の隅の部分のみだ。F2.8まで絞っても(全体の解像力は)それほど改善しないが、四隅は劇的に改善する。F4では解像力はピークに達するが、カリカリにシャープにはならない。しかし、それに大差ない解像力だ。F5.6以上に絞ると解像力は若干落ちるが、F11までは顕著な影響はない(テスト機はNEX5)。
  • 開放では若干の色収差があり、周辺部のコントラストの高い部分では色ズレが見られる。この色収差は絞り値にかかわらず、ほぼ一定の値だ。
  • 周辺光量落ちは最も大きなF1.8で1/3EVで、このレンズでは全く問題ない。
  • 歪曲は通常は広角レンズではタル型だが、このレンズは-0.5%のいくらか目立つ糸巻き型だ。
  • AFは高速で無音に近い。フォーカシングで前玉は回転しないので、偏光フィルターの使用は容易。
  • 最大撮影倍率は0.25倍で、マクロ性能は予想よりも良好だ。
  • 鏡筒のクオリティは高く、マットブラックの仕上げは素晴らしい。このレンズは非常に丈夫で、そして重く感じる。フォーカスリングはとてもスムーズで感触が良く、MFはやりやすい。フォーカスリングは機械的に接続されていないので、最短や無限遠で止まることなく回転する。
  • シグマの24mm F1.8と比較すると、シグマはそれほどシャープではなく周辺部の甘さが顕著だが、このレンズはソニーの24mm F1.8の半額で購入できる。ソニーのDistagon T* 24mm F2はまだテストしていない。
  • このレンズの解像力は開放から素晴らしく、そして色収差や歪曲、周辺光量落ちなどの他の項目も良好に補正されている。24mm F1.8は、NEXの優れたパートナーであることがわかった。

 

解像力は絞ってもカリカリというほどは高くなりませんが、開放付近から高い値で、周辺部もあまり落ち込まないのでとても使いやすそうですね。色収差や歪曲、周辺光量落ちなどは、全て問題のない良好な値で、とても優等生的なレンズという印象です。Blur Indexで、ほとんど偏芯が見られないのも好印象です。