キヤノンが50mm F1.4、85mm F1.2、135mm F2など6本の単焦点レンズの特許を出願中

エンジニアの嗜みで、キヤノンの6本の大口径単焦点レンズの特許が紹介されています。

・Canon 85mm F1.2 の特許(※引用元サイトは閉鎖されています)

  • キヤノンが 85mm F1.2、85mm F1.8、100mm F2.0、135mm F2.0、200mm F2.0、50mm F1.4 といった多数の大口径レンズの特許を出願中。
  • 85mm F1.2 : 非球面は1面。 フォーカスは前群繰り出しだが、今の時代に採用することは無理がある気がする。 肝心な性能は、F1.2という超ハイスピードでありながら収差をここまで抑えたことには感嘆する。
  • 85mm F1.8 : EF85mm F1.8 USMと似ているが、非球面を使っているので、明らかにパワーアップしている。現行品はリアフォーカス、特許はインナーフォーカス。性能は四隅における像面湾曲と歪曲収差が少々残念といったところ。
  • 100mm F2 : 現行品はリアフォーカス、特許はインナーフォーカス。性能は比較的良好。
  • 135mm F2 : 現行品はリアフォーカス、特許はインナーフォーカス。性能もL レンズとして相応しいものに仕上がっている。
  • 200mm F2 : 性能は非の打ち所がない。インナーフォーカスなのでAFの動きにも無駄はない。強いて悪い部分を挙げると球面収差が+0.05mm、歪曲が+0.5%程あることだが、無視して良いレベル。
  • 50mm F1.4 : 上位に50mm F1.2がラインナップされているからなのか、性能はあまり期待は出来ない。

 

最近、海外でキヤノンの既存のレンズが大量にリニューアルされるという噂が流れていましたが、これだけ多くのレンズの特許が出願されているとなると期待してもよさそうですね。ただ、中望遠~望遠に偏っていて、広角レンズの特許が見当たらないのが気になるところです。