ソニーNEX-7はセンサーの画質の点で成功を収めている

DxOMarkに、先日公開されたセンサーベンチのスコアを元にしたソニーNEX-7のレビューが掲載されています。

Sony NEX-7 comparisons and review
(※NEX-7のDxOMarkの結果をご覧になっていない方は、こちらの記事を先にご一読ください)

  • α77のテストを行なって、NEX-7との比較にとても好奇心をそそられていたが、本日結果を得ることができた。我々の予想通り、透過光ミラーが無いために、NEX-7はα77よりいくらか有利になっている。
  • α77・α65との比較では、NEX-7の総合点は81で、α77はより低い感度(ISO50)をサポートしているにもかかわらず、NEX-7がα77を3ポイントリードしている。低い感度に対応していると色再現やダイナミックレンジで有利になるので、α65のスコアがα77の"78"より低い(74)のは当然のことだ。NEX-7にISO50の設定が無いことはα77に有利になっており、NEX-7に透過光ミラーが無いことはNEX-7に有利になっている。
  • NEX-7とペンタックスK-5、ニコンD7000との比較では、NEX-7が81、K-5が82、D7000が80で互角の勝負となっている。我々は、より画素ピッチが狭いNEX-7が16MP機に匹敵するスコアを出していることに拍手を送りたい。
  • NEX-7とE-P3、Nikon1 V1との比較では、NEX-7がオリンパスに30ポイント、ニコンに27ポイントの差をつけて大きくリードしている。ここではNEX-7のより大きなセンサーが、明らかにライバルに対して有利に働いている。
  • 結論として、NEX-7はセンサーの画質の点で成功を収めている。この輝かしい結果を見て、ISO50を採用し、透過光ミラーの無いNEXのスコアについて考えずにいることは困難だ。また、NEX-7/α77のセンサーと同じ技術を使ったフルサイズ機のスコアについても同様だ。

 

 

DxOMarkはテスト機の最低感度が低いと高いスコアが出る傾向があるので、NEX-7にα77のようにISO50の設定があれば、更に高いスコアが出たかもしれません。レビュアーも結論で言っていますが、最新技術を投入した、ソニーの新しいフルサイズセンサーの登場がとても楽しみですね。