富士フイルムがXマウントの廉価モデルの登場を示唆

dpreviewに、富士フイルムのX-Pro1に関するいくつかの情報や、Xマウントの新機種、X10の新ファームなどに関する情報が掲載されています。

Fujifilm: more X-mount cameras and X10 firmware on their way

  • dpreviewとのディスカッションで、富士フイルムからXシステムのより詳細な計画について確認することができた。富士フイルムは、少なくとも1機種のX-Pro1よりも低価格なモデルの登場を示唆している。
  • X-Pro1はNEX-7のような現行のハイエンドミラーレス機の上、ライカのフルサイズ機M9の下に位置している。これを念頭において、プロとハイアマ用に3本のレンズを用意した。システム立ち上げ時に廉価ズームが用意されないのは、ほとんど例がない。
  • 富士フイルムは「60mmと35mmはほとんど(収差の)補正を必要としない。一方で、18mmは自動補正が適用されている」と述べている。
  • ハイブリッドビューファインダーは、ズームレンズ装着時にズームに応じて投影されたブライトフレームがズームする。このことは、(ズーム使用時に)EVFだけではなくOVFの使用をも可能にしている。
  • 富士フイルムは、X10のホワイトディスク問題の低減を目的としたファームウェアアップデートについても言及している。新ファームでは、ハイライトが飛んでいる領域で輪郭のはっきりしたホワイトディスクが出る問題を軽減しているが、完璧にこの現象を除去するものではない。

 

 

富士フイルムのXマウント用のもう1機種のボディは、どうやら廉価モデルになるようですね。これは、噂ではなく富士フイルムから直接出た情報なので、かなり期待できそうです。廉価機は、X-Pro1のハイブリッドファインダーを普通のEVFに換装して、外装をコストダウンしたような仕様でしょうか(これは単なる想像ですが・・・)。

あと、X-Pro1のOVFは、ズーム使用時にブライトフレームがズーミングに連動するということなので、全てのレンズでOVFを使用することができそうですね。ただ、OVFの倍率は2段切り替えなので、あまり長い焦点距離のレンズではブライトフレームが小さくなりすぎて実用的に厳しいかもしれませんが・・・。