シグマ30mm F2.8 EX DN は開放からとてもシャープなレンズ

superflexible.comに、シグマ30mm F2.8 EX DN(m4/3用)のレビューとサンプル画像が掲載されています。

Sigma 30mm F2.8 EX DN Review by Tobias Giesen   (via 43rumors

  • レンズの感触は良好で、AFは速く無音に近い。AFはパナソニックの20mm F1.7より明らかに速く、より静かだ。フォーカスリングはプラスチック製で、ラバーの無いいくつかのパナソニックのレンズと同じような感触。インナーフォーカスなので、フォーカシングでレンズは動かない。
  • MFでは無限遠から近距離側にフォーカスするとモーター音が聞こえるが、逆方向のフォーカスでは音はしない。従って、このレンズはオリンパスやパナソニックのベストなレンズほど静かではない。MF時の(モーターの動く)ステップは非常に細かいので、至近距離でも狙ったところにピント合わせができる。
  • 描写はF2.8からF8までを通して、画面全域でかなりシャープだが、際立ってシャープなわけではない。F11からは回折の影響で画質が甘くなり始める。
  • 周辺光量落ちのテストは行なっていないが、このレンズは大きなイメージサークルを持っていることもあり、テスト撮影では問題はなさそうだった。
  • 問題点は色収差で、興味深いことにパナソニックのボディでも色収差が自動補正されない。このことはDMC-G3で確認した。
  • オリンパスのボディに装着すると、ライブビュー中に絞りの音(クリックノイズ)がする。私はこれはレンズの問題だとは考えていない。面白いことに、AFモーターの音は絞りの駆動音よりもずっと静かだ。
  • サンプルはE-P3で撮影し、カメラ内でJPEGに現像したもの。

 

サンプルは絞り開放で撮影されていますが、本棚の写真を見る限りでは、四隅が若干甘いのを除けば開放からしっかりとした描写のようですね。記事で指摘されているように、周辺部の倍率色収差は少し目立つように感じます。あとは、遠景を絞り込んで撮ったサンプルも見てみたいところですね。

色収差はパナソニックのボディでも補正されないということですが、サードパーティー製のレンズでは収差の自動補正は機能しないんでしょうか。